「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 05月 20日

映画「ダ・ヴィンチ・コード」評

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パリでも話題沸騰の映画「ダ・ヴィンチ・コード」を観に行ってきた。
その関心の高さから珍しくパリの映画館の前に行列ができるほどの人気ぶりだ。
メトロのホームに大きな看板がいくつも立ち、パリの書店では平積みにされるほど
本も売れている。

ただ、カンヌ映画祭では失笑をかう程、評価は低い。一方、一般客のウケは悪くは
ないなど、映画に対する評価は様々。そこで、自分の目で確かめてみようと思った。

パリは日本に比べると映画の料金は安いので何度か映画館には足を運んでいる。
しかし、公開直後とは言え、これほど映画館に人が入っている映画は見たことが
なかった。

さて、僕の見た映画の感想ですが、はっきり言って「微妙」です。

ちなみにこの映画、ハリウッド製なので英語にフランス語字幕だろうと高をくくって
いたのだが、パリではフランス語に吹き替えられていました。原作を日本語で読んで
いなかったら、まず僕のフランス語力ではわからないぐらい説明を語る部分が長かっ
た。確かに原作を忠実に映画化しようとの試みは感じる。しかし、ともかく俳優さんが
謎解きについて長々とセリフで説明している。それを単調に感じさせないように涙苦ま
しいほどにCGを駆使した映像が回想シーンのように組み込まれている。正直に言って
映画としてはこれでいいのだろうか、、、という疑問がわかざるをえない。

カンヌで失笑をかった、クライマックスでのオドレイ・トトゥのセリフはさらに、微妙。

『アンクロワイヤーブル(信じられないわ)』と言うシーンでは館内に失望ともつかない
なんとも言えない空気が漂った。わかりやすく言えば「わぁ、クサ〜」みたいな感じ。

この映画、僕の個人的評価は☆3つを満点とすると、☆1つから1つ半。

原作小説のイメージが強いものを映画化することの難しさをあらためて感じました。



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by paris-tsuzuki | 2006-05-20 08:29 | エッセイ


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