「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 03月 07日

目が痛いほどの青空

目が痛いほどの青空_e0029085_7383794.jpg


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パリコレというお祭りが終わり、撮影そのものは終了した。
しかし、カメラマンの仕事は終わりにはならない。写真のセレクションに、
データをまとめる仕事。あと何時間で東京に送らなければならないので
大したことは出来ないが、時間いっぱいまでデジタルデータの補正作業
をする。夜遅くまで頑張るというよりは、正確には明け方までデジタル作業
は終わらない。

時折、鼻梁のつけねの部分を指で押し、疲れきった目の疲労回復につとめる。

そして、夜明けちかくに作業を終えてベッドに入る。目の中でチカチカした
光の点滅をまぶたの裏に見ながら、泥沼にひきずり込まれるように眠りに落ちる。

目が覚めると昼過ぎ。しまった、寝過ごしたかとバッと上半身を起こす。

今日は大丈夫。納品に行くだけだ。データの処理は寝る前に仕上げた。

ほッとするひと時。別の雑誌のためのデータ処理の仕事は残っているのだが、
こんな青空の日に部屋で一日中パソコン作業では、やりきれない。

気晴らしと称して、いつものエッフェル塔近くの公園まで散歩を楽しむ。


目が痛いぐらいの青空と、でっかくて分厚い雲のデカさに感動した。

ひと仕事のケリがついた、という解放感に身をゆだね、空に浮かぶ
大きな雲をぼんやりと眺める。

両手をひろげ、背筋を伸ばすようにして、深呼吸。


背中を暖めてくれる陽光に、僕は幸せを感じていた。


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by paris-tsuzuki | 2006-03-07 07:38 | 街角


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