2006年 02月 05日
パリでパスタのおいしい店はあり ますか、と聞かれることがある。 原則として、ない。ないとは言わない が、どうやらパリの人達はパスタを 美味しいものとは考えていないらしい。 そもそも、パスタはイタリアのもの であり、それをパリで食べようと、 考えること自体に無理があるようだ。 すなわち、フランスもイタリアも同じ ヨーロッパだから、パリにもおいしい パスタ屋さんが、あるのではという、 考え方に問題があると思われる。 例えて言うなら、東京でおいしい モンゴル料理店はないか、という問い に、ほぼ等しい。フランスから日本 に来た人がアジアの羊料理が食べて みたいとしよう。日本もアジアだし、 スモウのチャンピオンはモンゴルの人 だと聞くので、東京でもおいしい羊肉 を扱うモンゴル料理店があるのでは、 という期待をしても、その願いをかな えるのが難しいことに、似ている。 では、パリで美味しいパスタを食べるにはどうすればいいのか。 答えはカンタン。自分で作る。ソースも工夫次第。今日、僕が作ったのは ファルファッレ・チリコンカルネソース。EDという超安売りスーパーで 買ってきた500g、1.5ユーロ(約200円)のチリコンカルネ(豆とひき肉の 辛味煮込み)に赤ワインと塩・こしょうで味を整える。ポイントはパスタの ゆで方。一般にスパゲッティのようなロングパスタはアルデンテと言って、 中心部に歯ごたえのやや残るゆで方がおいしいとされるが、ショートパスタ の場合は、モチモチとした食感が楽しめるぐらいのゆで加減が好ましい。ただ、 日本と違い、パリは石灰質の成分を多く含む硬水のため、ゆで時間を多めにする 方が上手くいく。例えば、標準ゆで時間が10分のパスタであれば12分が目安、 といった具合だ。 寒い時には辛いものを食べて身体の中から、暖まる。 美味いパスタはウチにあり、デス。 なるほどウマそうと感じたら、今日もクリックお願いいたします。 ご感想・撮影依頼はこちらまで
by paris-tsuzuki
| 2006-02-05 05:02
| 自炊
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パリ在住カメラマン都筑清 TSUZUKI Kiyoshi のファッション・グルメ・ライフスタイル情報ブログ 横浜生れ 早稲田大学法学部卒 フランスパリ写真コンクール準グランプリ受賞 '05年活動拠点を東京からパリに移す by paris-tsuzuki カレンダー
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