2005年 12月 14日
歩道の上のこのマーク。何の意味かご存知だろうか。 犬の公衆便所のマーク。シラク大統領がパリ市長時代、1970年代の 終わり頃に設置したもの。今では、犬のフンを放置すれば罰金なので このマークを歩道に見かけることすら、滅多にない。こころある飼い主は ティッシュやビニール袋を持ち歩いているので、路上の犬のフンは減って いるとは思う。それでも、写真を撮るのに夢中になっている僕は一ヶ月間、 一度も犬のフンを踏まずに歩けたらウンがいいというのが、パリの現実。 ところで、日本とフランスは「犬と社会」との関わり方について、 原則と例外が逆転構造になっている。すなわち、日本では犬が飼える マンションや飲食店は「ペット可」という形で例外的な存在という感じ だが、フランスではメトロもカフェもアパルトマンも原則として、犬は はいってもよいことになっている。例外的に食料品を扱うスーパーや、 パン屋などには、「犬立ち入り禁止」のマークが貼られ、犬は入れない ということになっている。この違いは「禁止」概念についての日仏の 根本的な考え方の違いに由来すると考えられるが、この点については 日仏生活なにやらという僕の変な小理屈のコーナーに譲ろうと思う。 犬を連れている人に会うと、なぜか嬉しくなる。 なぜか誰もが笑顔になり、話がはずむ。 犬は人間同士の関係も和ませてくれる素敵な仲間。 パリは犬の都でもある。 この写真が気に入ったらコチラに一票! ご感想・撮影依頼はこちらまで
by paris-tsuzuki
| 2005-12-14 11:00
| 街角
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パリ在住カメラマン都筑清 TSUZUKI Kiyoshi のファッション・グルメ・ライフスタイル情報ブログ 横浜生れ 早稲田大学法学部卒 フランスパリ写真コンクール準グランプリ受賞 '05年活動拠点を東京からパリに移す by paris-tsuzuki カレンダー
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