「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 08月 19日

ブルゴーニュの旅 vol.5 完結編

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近くのコービニーという街で、この日は牛の品評会が開かれていた。


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自慢の牛肉をバターで炒めただけの豪快な調理法。


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しかし、シンプルな料理は素材の味をストレートに伝える。

さっぱりしていて、やわらかい。それでいて、肉の味が濃い。

ブルゴーニュの牛は名物と言われるだけのことはある。


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「そんなに美味いかよ」という冷ややかな視線はさておき


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この日、コービニーの街ではフランスで3番目に大きいノミの市

(ブロカント)が開かれていた。


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大人ばかりではなく、子供達もノミの市に参加する。

フランスにいると、自ずと古いものやアンティークに心惹かれる。

日本では、新製品をとりあえず試してみたくなる衝動にかられるが、

同じようにフランスでは古いものが持つ味わいを愛でたい気持に駆られる。


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僕が心惹かれてしまったのはロシア製の古いカメラ、ゼニット。

望遠レンズを装着した、まるで短機関銃のようなフォルムに「カッコいいかも、」

などと、思ってしまう。しかし、肝心のシャッターは落ちないし、こんなご時勢の折り

物騒なカメラを持っていたら、間違いなく警官に呼び止められるであろうと思い断念。


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家に帰ると、もう「お母さん」と呼んでしまいそうな友人の母親が

昼食を用意してくれている。


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ブルゴーニュ名物のエスカルゴのサラダ。

バルサミコ酢を使った自家製のドレッシングでいただく。


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「お父さん」がセラーからだしてきた、とっておきのワイン。


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そして、チーズ。

人々の優しさが心にしみいるように感じられた数日間だった。


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ブルゴーニュという地にやってきて、

フランスの大地のエネルギーを身体に充電できた気がする。

わずかな時間だったが、豊かな時間を過ごした屋根裏部屋。

牛が見える窓を閉め、パリへ帰る列車に乗った。

ありがとう、ブルゴーニュ。

きっと、また此処には帰ってくる気がする。



                     『ブルゴーニュの旅』  了



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# by paris-tsuzuki | 2006-08-19 08:00 | エッセイ
2006年 08月 18日

ブルゴーニュの旅 vol.4

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朝、目を覚ますと別荘の庭を散歩する。

1,000㎡(300坪ぐらい)あるという敷地には果物の樹や花が

いたるところに植えてある。


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静かな時間。

そして豊かな自然。

おだやかなる時の流れを感じていた。



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# by paris-tsuzuki | 2006-08-18 08:56 | エッセイ
2006年 08月 16日

ブルゴーニュの旅 vol.3 ヴェズレーへ

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この日はヴェズレー(Vezlay)という街を訪れた。

中世の街並を今なお保持している小さな村。


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坂の上には世界遺産に指定されているサント・マドレーヌ大聖堂がある。

ダヴィンチ・コードで話題となったマグダラのマリアが祀られているこの場所は

十字軍ゆかりの地。9世紀に建立され12世紀に火事のため再建されたこの大聖堂は

ロマネスク様式に初期ゴシック様式が加味されているものだという。


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中では、ちょうどミサがとり行われていた。


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荘重な空気と静寂。

高窓から差しこむ光が神秘的な雰囲気を醸し出す。


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聖堂の裏手からの景色。

雨が降ったり止んだりであいにくの天候だが、風が気持ちよい。

こうしてフランスの田舎を訪れると妙な話だが、外国にいることを

あらためて感じる。パリという都会は自分が住んでいる日常であり、

忙しい毎日は東京と変わりなくなってきている。ところがフランスの

地方に行くと景色は一変する。「まるで、外国のようだ」と奇妙な感慨を

いだいてしまうのだ。



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参道のような目抜き通りから脇道へと入る。


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中世の面影を残す、というよりも此処は今も中世なのであろうか、

軒先には馬をつなぐための金具がしつらえてある。


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ヴェズレーを後にして、小さなカーヴを訪れる。

11人の醸造者が集まって作る地元の手作りのワイナリー。

まだ十数年の歴史しかないのだが、去年はパリのコンクールで

銀賞を受賞した注目のブランドでもある。


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主人の案内で暗いカーヴへの階段を降りる。


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まだラベルも貼られていないボトルや樽が横たわる貯蔵庫は

ひんやりとした空気と独特の緊張感が漂っていた。


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「賞なんていうのは他人が勝手にきめたことに過ぎません。

あなたが自分で良いと思うワインはどれですか」

そう語る主人の言葉に従って、様々なワインを試飲する。

確かに銀賞を受賞したワインも素晴らしい、

しかし、僕が気にいったワインはラベルも貼られていない

カーヴに眠っていたものだった。

聞けばグラン・クリュという最高級のクラスに値するものとのこと。

値段をたずねてみると主人は片方の眉をあげて、こう言った。

「それは、交渉次第ですな」



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# by paris-tsuzuki | 2006-08-16 06:42 | エッセイ