「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 08月 31日

On the Road

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8月29日から、仕事の撮影で移動の日々。

ノルマンディー地方に一泊の後、いったんパリへ。

パリから今度は飛行機に乗り、オーストリアへ向かった。


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ウイーンからさらにローカル線の飛行機へと乗り継ぐ。

オーストリアン航空の真っ赤な制服をスナップ。

寝不足と三本の原稿の締め切りをかかえながらも、

旅はまだ続く。





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by paris-tsuzuki | 2006-08-31 16:45 | エッセイ
2006年 08月 28日

パリの商店街 vol.1 クレー通り

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パリ7区。メトロ8号線エコール・ミリテール駅の近くに
"Rue Cler(クレー通り)"という商店街がある。


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日曜日のパリは原則として、デパートも商店街も閉店している。

しかし、例外的に日曜日もやっている商店街もある。その一つが「クレー通り」

日曜日もやっている、このパン屋さんのバゲットとサンドイッチは絶品。

お昼時は、いつも長蛇の列である。



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活気ある商店街を歩いていくと、面白そうな出店に出会った。


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とても可愛い手作りの時計。


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話を聞いてみると、各種雑誌やテレビにも出ている名物おじさん。

通称『ムッシュー・カマンベール』

やや、あやしいが、間違いなく「いいひと」なムッシュは自慢げに見せてくれた。


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「ファ、ハッハッハー」

豪快に笑うムッシュにつられ、僕も「ファ、ハッハッハー」と笑い返す。



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こんな楽しい人との出会いもある。

だから、『パリの商店街』は楽しい。




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by paris-tsuzuki | 2006-08-28 09:52 | パリの商店街
2006年 08月 26日

今日のエッフェル vol.35

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久しぶりに晴れた。

パリ20区、ベルヴィル公園からの眺め。

右岸の小高い丘から眺めるエッフェルは

画面、右端に控えめに見えている。

何週間ぶりだろうか、こんな青空は。

気温は日本でいえば『高原』のようなものだが、

Tシャツ一枚でも歩けるほど陽射しを感じる。



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天気が良いと、締め切りに追われる撮影もガンガン進む。

夕方になり、エッフェル塔の近くまで戻って来る。

今日は一日中、晴れていた。

珍しいぐらいの天気に、心地よい気持ちになれた。



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by paris-tsuzuki | 2006-08-26 09:00 | エッフェル塔
2006年 08月 25日

このまま、秋に

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「このまま、秋になってしまうのでしょうかね、、、、」

最近、パリではこの話題から入ることが多い。

シテ島、西側のドーフィーヌ広場。

気がつけば、紅葉が始まっている。

7月の熱波が去り、ひと安心と思っていたのは束の間。

この頃、暑さが恋しくすら感じる。


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セーヌ川に釣り糸を垂れる家族連れ。

セーヌの河岸にも黄色い落ち葉が舞い始めていた。



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by paris-tsuzuki | 2006-08-25 06:14 | 街角
2006年 08月 24日

ウチで食べよう vol.17 鮭いくら丼

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パリで寿司のネタといえば、鮭が手堅い。

正確には生ではなく、スモークサーモンではある。

鮭は普段からフランス人が好んで食べる素材なので、

鮮度と品質の良いものが多い。

「いくら」も瓶詰めのものがスーパーで普通に売っている。

カフェオレ・ボウルに寿司飯を盛り、鮭といくらを散らす。

食べる直前にダシ醤油を少々。

箸の先でワサビを突つき、ご飯、鮭、いくらを同時に頬張る。

歯先にいくらが触れ、「プチリっ」と弾ける。

思わず目を閉じ、噛みしめる。

海外で自分なりの工夫をこらして食べる日本食は

なぜか、不思議なまでに美味く感じる。

屋外のバーベキューやカレーライスに通じる美味さか、

それとも、「郷愁の味」なのであろうか。



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by paris-tsuzuki | 2006-08-24 06:42 | 自炊
2006年 08月 22日

パサージュで雨宿り

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このところパリは毎日、雨が降っている。

雨は一日中、降り続くわけではない。

一日中、降ったり止んだりしている。

雨が降る日はパサージュを歩くのが良い。


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曇りガラスと鉄骨でおおわれた小径に足音だけが響く。

日本で言えば、商店街のアーケードか地下街といったところのはず。

しかし、パサージュはもっと、寂れている。

寂れているから、良いとも言える。


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バカンス時期ということもあり、人影もまばら。

寂れた商店街といえば、日本的には否定的なイメージに聞こえるかもしれない。

しかし、派手な色彩の広告で目がチカチカしたり、耳を聾する宣伝の声や音楽も

流れていない。歩きにくいほどの人混みもない。

雨宿りがてらに歩きながら、考えごとができる。


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いつ止まったのか、わからない時計。

それは、この場所を象徴しているように思われた。

ひょっとしたら、天使が時間を止めているのかもしれない。


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by paris-tsuzuki | 2006-08-22 07:11 | 散歩道
2006年 08月 21日

オペラ・ガルニエ

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オペラ・ガルニエ。

パリを旅したことがある人なら、この場所を知らない人はまず、いない。

空港からパリ市内に入ってきた時の玄関口とも言える場所だからだ。

パリに戻ってきた。

世界中の人が集まる観光都市、パリ。

ブルゴーニュでは日本人どころかアジア系の人すら

見かけることもない田舎街にいた。

パリという街にもどり、あらためて日本人をはじめアジア系の人が

多いことに気づく。



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オペラ大通りを振り返る。

バカンスで閑散とした街並が、いつもより通りを大きく感じさせる。

肌寒いぐらいの気温。

昼間は空を厚く雲が被い、日暮れ時には夕立が通り過ぎる。

雨が通り過ぎると、街は文字通り、水を打ったような静けさをたたえていた。

ひんやりとした風が人気のないオペラ大通りを流れていく。

まだ、夏なのだろうか。

それとも、もう、このまま秋なのだろうか。

このまま夏が終わってしまうことへの不安と、不完全燃焼な夏に

疑問を感じている自分がいる。

ともかく、パリに帰って来た。

スケジュールに背中を押されるようにして、

僕は、パリの道を歩き出した。



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by paris-tsuzuki | 2006-08-21 08:31 | 街角
2006年 08月 19日

ブルゴーニュの旅 vol.5 完結編

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近くのコービニーという街で、この日は牛の品評会が開かれていた。


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自慢の牛肉をバターで炒めただけの豪快な調理法。


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しかし、シンプルな料理は素材の味をストレートに伝える。

さっぱりしていて、やわらかい。それでいて、肉の味が濃い。

ブルゴーニュの牛は名物と言われるだけのことはある。


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「そんなに美味いかよ」という冷ややかな視線はさておき


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この日、コービニーの街ではフランスで3番目に大きいノミの市

(ブロカント)が開かれていた。


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大人ばかりではなく、子供達もノミの市に参加する。

フランスにいると、自ずと古いものやアンティークに心惹かれる。

日本では、新製品をとりあえず試してみたくなる衝動にかられるが、

同じようにフランスでは古いものが持つ味わいを愛でたい気持に駆られる。


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僕が心惹かれてしまったのはロシア製の古いカメラ、ゼニット。

望遠レンズを装着した、まるで短機関銃のようなフォルムに「カッコいいかも、」

などと、思ってしまう。しかし、肝心のシャッターは落ちないし、こんなご時勢の折り

物騒なカメラを持っていたら、間違いなく警官に呼び止められるであろうと思い断念。


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家に帰ると、もう「お母さん」と呼んでしまいそうな友人の母親が

昼食を用意してくれている。


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ブルゴーニュ名物のエスカルゴのサラダ。

バルサミコ酢を使った自家製のドレッシングでいただく。


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「お父さん」がセラーからだしてきた、とっておきのワイン。


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そして、チーズ。

人々の優しさが心にしみいるように感じられた数日間だった。


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ブルゴーニュという地にやってきて、

フランスの大地のエネルギーを身体に充電できた気がする。

わずかな時間だったが、豊かな時間を過ごした屋根裏部屋。

牛が見える窓を閉め、パリへ帰る列車に乗った。

ありがとう、ブルゴーニュ。

きっと、また此処には帰ってくる気がする。



                     『ブルゴーニュの旅』  了



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by paris-tsuzuki | 2006-08-19 08:00 | エッセイ
2006年 08月 18日

ブルゴーニュの旅 vol.4

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朝、目を覚ますと別荘の庭を散歩する。

1,000㎡(300坪ぐらい)あるという敷地には果物の樹や花が

いたるところに植えてある。


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静かな時間。

そして豊かな自然。

おだやかなる時の流れを感じていた。



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by paris-tsuzuki | 2006-08-18 08:56 | エッセイ
2006年 08月 16日

ブルゴーニュの旅 vol.3 ヴェズレーへ

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この日はヴェズレー(Vezlay)という街を訪れた。

中世の街並を今なお保持している小さな村。


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坂の上には世界遺産に指定されているサント・マドレーヌ大聖堂がある。

ダヴィンチ・コードで話題となったマグダラのマリアが祀られているこの場所は

十字軍ゆかりの地。9世紀に建立され12世紀に火事のため再建されたこの大聖堂は

ロマネスク様式に初期ゴシック様式が加味されているものだという。


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中では、ちょうどミサがとり行われていた。


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荘重な空気と静寂。

高窓から差しこむ光が神秘的な雰囲気を醸し出す。


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聖堂の裏手からの景色。

雨が降ったり止んだりであいにくの天候だが、風が気持ちよい。

こうしてフランスの田舎を訪れると妙な話だが、外国にいることを

あらためて感じる。パリという都会は自分が住んでいる日常であり、

忙しい毎日は東京と変わりなくなってきている。ところがフランスの

地方に行くと景色は一変する。「まるで、外国のようだ」と奇妙な感慨を

いだいてしまうのだ。



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参道のような目抜き通りから脇道へと入る。


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中世の面影を残す、というよりも此処は今も中世なのであろうか、

軒先には馬をつなぐための金具がしつらえてある。


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ヴェズレーを後にして、小さなカーヴを訪れる。

11人の醸造者が集まって作る地元の手作りのワイナリー。

まだ十数年の歴史しかないのだが、去年はパリのコンクールで

銀賞を受賞した注目のブランドでもある。


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主人の案内で暗いカーヴへの階段を降りる。


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まだラベルも貼られていないボトルや樽が横たわる貯蔵庫は

ひんやりとした空気と独特の緊張感が漂っていた。


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「賞なんていうのは他人が勝手にきめたことに過ぎません。

あなたが自分で良いと思うワインはどれですか」

そう語る主人の言葉に従って、様々なワインを試飲する。

確かに銀賞を受賞したワインも素晴らしい、

しかし、僕が気にいったワインはラベルも貼られていない

カーヴに眠っていたものだった。

聞けばグラン・クリュという最高級のクラスに値するものとのこと。

値段をたずねてみると主人は片方の眉をあげて、こう言った。

「それは、交渉次第ですな」



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by paris-tsuzuki | 2006-08-16 06:42 | エッセイ