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2006年 02月 28日

パリ・コレ vol.15 限りなく不可能に近い任務


「都筑さん、今日の日程に多少の変更があります、○○と○○の、、、大丈夫
ですかね。かなり、それなりにタイトな感じになりますが、、、」

担当編集者の言葉に僕はスーっと歯の間から息を吸い込む音をたて、日程表を見直す。

「かなりキツっというか遅れが出たとしても、、キビし、いや、やるしかないですね」

今日は限りなく不可能に近い任務に挑戦だ。


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朝の10時から夜の10時まで、移動と
撮影を繰り返す。

最初のショーが30分遅れで始まった
のを皮切りに、徐々に40分、45分と
ショーのスタート予定時刻が遅れて
いく。

(この日程をこなすのは、どう考えて
もきつい)心の中で「ミッション・
インポッシブル」のテーマソングが
流れる。♪〜♪♪

カメラマンは走って移動し撮影場所
のポジション争い。長いスタンバイ。

また、遅れたので走って移動。身体
をよじるようにしながら撮影位置を
なんとか確保する。でも、やっぱり
スタートは遅れるのでスタンバイ。

限りなく不可能に近い任務と思われ
た任務は完了。

こうして一日が過ぎ、明日も闘う。


パリ・コレ日程表プレゼントの件
多数のメール、誠にありがとうございます。
一段落つきましたら、ご連絡させていただ
きます。


足も痛いし、眠たいけれどパリの今を伝え
それを、なぜだか楽しみにしている皆さん
の顔を思い浮かべながら、このブログを
僕は書いています。

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by paris-tsuzuki | 2006-02-28 10:17 | パリ・コレ
2006年 02月 27日

パリ・コレ vol.14 プレタポルテ'06'07秋冬開幕速報

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2006/07年 秋冬 プレタポルテ パリコレクションがいよいよ開幕。
2/26〜3/6まで、パリでは通称 ”ファッション・ウイーク” と言われる年中行事。

AM 10:30 まずは ムーラン・ルージュでJosep Fontのコレクションからスタート。
赤い風車で有名なムーラン・ルージュだが、僕は中に入ったことはなかった。
今日は一緒に中に入ってみましょう。


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僕はカメラマン席の場所取りのため、ショーが始まる1時間前に会場入り。

e0029085_9355681.jpgムーラン・ルージュといえばロートレック。

ミュージアム・ショップのような一角が

今日は、レセプションの会場になって

いる。朝一番目のショーなのだが中に

はいれば夜の雰囲気。セレブな方々は

朝からシャンパンをお楽しみになってい

らっしゃる。これがパリの感覚ですかね。

勤勉な日本人カメラマンの僕は、次の

会場へと走って向かう。


パリ・コレ期間はテンションが高くなる。

さあ、いってみようか(オニ ヴァ)!


e0029085_9441243.jpgパリ・コレ公式日程表。会場に無料でおいてある
もので恐縮ですが、先着2名様にプレゼント。
ご希望の方はメールでご連絡下さい。
発送はとても忙しいという僕のまったくの
都合によりファッション・ウイーク終了後に
なると思います。あまり意味のあるプレゼント
ではなく申し訳ない。

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by paris-tsuzuki | 2006-02-27 09:28 | パリ・コレ
2006年 02月 26日

パリなんでも相談室Q&A vol.2 自分なりの臨場感

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今日はこの春、卒業旅行でパリを訪れるというE.Iさんからのご質問。

Q: 「私は食べることが大好きで(それゆえパリ滞在はとっても楽しみです)、
旅先で食べたものをよく写真におさめます。ピントが上手く合わせられていないのか、
ぶれてしまうのかよくわからないのです。デジカメで食べ物を美しく撮るコツを教えて
いただけないでしょうか」

ここで問題点を整理してみましょう。
1、ブレの解決方法。
2、食べ物をおいしく撮るコツ。

A:
総論:カメラの機能を使いこなすことが大切です。
全部オートで撮ってうまくいかない、ではなくコンパクト
カメラでも最近は機能満載。それを上手く使いこなせば、
感動を残せるはず。ちょっとした工夫をしてみましょう。

1、ブレの解決方法。
まず、ブレを防ぐ方法。一番簡単なのは、ISOという感度をあげることです。
レストランやカフェの店内の照明は暗いのでオートではなく、ISO設定を800
以上にすることを、おすすめします。最近はISO1600でもきれいに写る機種や
手ぶれを補正する機能のついたカメラも登場しています。デジカメを買い替える
時には、ISO800以上あるいは、手ぶれ補正の機能がついているものがおすすめ。

2、食べ物をおいしく撮るコツ。
次に、おいしそうに撮るコツですが、僕は臨場感が大切だと、思います。もちろん、
プロとして、広告のフード写真を撮るときには、上の作例のような写真はめったに
撮りません。広告の写真はポスター、メニュー、カタログといった撮影。おいしそう、
かつ皆にわかりやすく伝えるのが使命です。また雑誌とりわけパリの、ということに
なると、スタジオでライティングをしたような写真では東京との区別がつかない。
そこで、パリらしさや雰囲気を伝えるように僕は心がけています。では、旅行先の
レストランで自分の感動を伝えるコツは何でしょうか。僕は臨場感にあるのでは、
と思います。今日の作例はパリの名門、カフェ・ド・フロールのクラブハウスサンド。
そのボリューム感と、男の人がガッツリ食べて満足できるヴォリュームを表現した。
このように、自分なりの臨場感を伝えるために写真という技術をつかってみましょう。
単にいかにもプロ風というのではなく、こんなにおいしかったんだよという感動を
写真という形で伝えることが出来れば、もっと素敵な旅になるのではと僕は思い
ます。ご参考になれば、幸いです。

「パリなんでも相談室Q&A」 みなさんからのご質問をお待ちしております。

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by paris-tsuzuki | 2006-02-26 09:45 | Q&A
2006年 02月 25日

パリジャンのポートレート vol.2 カフェと写真家

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パリのおすすめのカフェはどこ
ですか、という質問をうけること
が多い。
東京時代は、行きつけのフランス
風のカフェがあり、どこそこは良い
と、言うことができた。
しかし、ここはフランス。フランス
なのでフランス風のカフェはパリの
いたる所にある。つまり選択肢が
多いということ。東京ではカフェは
いくつかの中から、どこが良いか、
という選択肢であったのだが、
パリでは、その選択肢が多過ぎる。
それは、逆に言えば、その日の
気分次第で自分なりのカフェを
選べるという事でもある。

さて、今日のテーマは 「カフェと
写真家」 

ぶらりと歩いて、カフェに入る。
気にいったら、写真を撮る。
次に行った時に、プリントを
主人に渡す。


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こうして僕はパリに自分の居場所をつくり、ポートレートを撮らしてもらう。

それは写真を通じた、僕なりのコミュニケーション。

そんな風にして少しづつ、この街になじんでいく。

カフェと写真家は切っても切れない関係だと、僕は思う。


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by paris-tsuzuki | 2006-02-25 07:57 | パリジャン
2006年 02月 24日

デフィレの足音

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パリ2区、ヴィヴィエンヌ通りで
モデルの一団とすれちがった。

ブーツの足音を高らかに響かせ
歩み去っていく長身の美女達。

あと2日。2月26日からパリコレが
また、始まる。次のオーディション
会場へ向かっているのであろうか。
彼女達の背中から緊迫感が漂う。

2006年秋冬、プレタポルテの
デフィレ(「行進」の意味から転じ
てファッション・ショーのこと)の
季節がやってきた。

彼女達の緊張感が僕にも伝わる。
デフィレは戦争だ。

もちろん僕もフォトグラファーとして
参戦する。

デフィレの足音が近づいてきた。



いよいよ、ファッションウイークのはじまりです。


どうやら家でまったりソーセージなど喰っている場合ではなさそうだ。


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by paris-tsuzuki | 2006-02-24 08:26 | ファッション
2006年 02月 23日

ウチで食べよう vol.14 一本100円の満足

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パリで、とてもつつましく生活しています。

今日は、パリのスーパーの話をしましょう。

パリにもスーパーのチェーン店がいくつもあります。その中でも安いのは、
リーダープライスというお店。リーダープライスはマルシェ・フランプリという
お店とも提携関係にある。その中でも特に安いのは、いわゆる自社ブランド。
日本でもイトーヨーカドーやセイユーといった自社開発ものが安いのと同じ。

どこまで、安くて大丈夫なのか。安かろう、悪かろうという価値観が日本生活
の長かった僕には染みついている。あまり安いのは怖くて、下から2番目ぐらい
の、あるいは上から2番目ぐらいの値段のものを選びがちな実に小市民な僕。

今日は堂々と一番安いものを買ってみた。2本で1.48ユーロ(約200円)の
ソーセージ。100%ポークと書いてあるので、まず、大丈夫だろう。

問題は調理方法。安いものを買ってきて、手を抜けば、まあ、それなりの事。
ここは、ひとつ自分なりのベストを尽くそう。
1、まずはフライパンにオリーブオイルをひき、強火で表面に焦げ目をつける。
2、200度の温度にしたオーブンで約20分。

1本100円の安物だからこそ、きちんと手を加えてあげたい。安物とはいえ、
長さ約13センチ、それなりに太い。とすれば、フライパンだけでは火がとおり
にくい。そこで、焦げ目をつけた後のオーブンが決め手となる。

オーブンで焼いている間につけあわせを。水と牛乳を混ぜ電子レンジで暖めるだけ
の粉末マッシュドポテト。サラダにエメンタル・チーズを少々。こんなもので十分。

さて、いざ試食。ナイフをいれるとパリっという音とともに肉汁がはじける。
マスタードを少々つけ、おそるおそる口へと運ぶ。

ん〜ん、悪くない。すごい感動は、やはりないけど、悪くない。いや、それなりに
旨い。

一本100円。それなりではございますが、満足。


幸せは誰のもとにもあるはずだと、一本100円の幸せを噛みしめた。



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by paris-tsuzuki | 2006-02-23 08:35 | 自炊
2006年 02月 22日

今日のエッフェル vol.23 夜空のむこうに春が、

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少し暖かくなったと思ったら、今日は冬に逆戻り。
天気も悪い。少し晴れ間が見えた時、カメラを持って飛び出した。
しかし、ロケ地についた時には鉛色の空が街を覆っていた。この
アングルで空の色さえよければ。初夏に発売予定の本の撮影。
さわやかなイメージの写真が欲しいのに、この空の色では納得が
いかない。あと15分早く着いていればと、地団駄を踏んでみても
天気ばかりは仕方ない。

今日は下見にすればいいと開き直って歩き出す。そして、いつしか
日が暮れる。6時になればエッフェル塔が輝き出すと思い、僕は久々
に三脚を据えて待っていた。

6時になっても、エッフェル塔のフラッシュは点灯しない。

なぜだろう。この間までは6時についていたのに。

そうだ。陽が長くなったのだ。そういえば、午後6時はもっと暗かった
のに、今日はそれほど暗くはない。

また、雨が降ってきた。

カメラをかばうように懐にいれる。

もう、帰ろうかな。
また来ればいいし。
近くに住んでいるし。

でも、もう少しだけ、、、

気がつくと、エッフェル塔の背後の空の色が
微妙に、いい感じになっている。

今、撮ろう。

そう思って、この写真を撮った。


この夜空のむこうに春がきているはずだと、
信じながら、、、。



エッフェル塔には、なぜか励まされる気持ちになる時がある。
そんな気持ちが、みなさんに伝われば幸いです。

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by paris-tsuzuki | 2006-02-22 08:04 | エッフェル塔
2006年 02月 21日

パリ最古のお菓子屋さん〜ストーレー

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パリ2区、レ・アルから北へ延びるモントルグイユ通りに、パリで最も
古いお菓子屋さんのひとつ、といわれる「ストーレー」がある。
ストーレーはポーランド王、スタニラス・レクチンスキーに仕える菓子職人だった。
レクチンスキーの娘マリーがルイ15世に嫁いだのに伴い、パリへと渡る。
そして、1730年ストーレーはモントルグイユの通りに店を開いた。それ以来、
パリの老舗のお菓子屋さんとして、今でも人気の店だ。店頭にはエリザベス女王が
来店した時のスナップがポストカードとして売られているのが面白かったりする。

さて、お味のほうだが、あっさりとしていて品がいい。王朝の味とはこういうものであろうか。
値段はやや高めだが、それでも美味い。店内には、お惣菜も売っている。
ぜひ、お試しあれ。


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by paris-tsuzuki | 2006-02-21 06:40 | パリのカフェ、フード
2006年 02月 20日

恋するパリ vol.18 恋する気持ちで、

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暖かい日と寒い日が、三日おきぐらいに繰り返している。

それは、パリも日本も同じ。

少し寒さがやわらぎ、太陽が見えると、みんな心が開放的になる。


そんな日は、恋する気持ちで、シャッターをきる。


春はもうすぐ。

愛は育ち、恋はうまれる。

春は、必ずやってくる。

僕は、恋する気持ちで、写真を撮る。



さあ、今週もガンバっていきましょう !

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by paris-tsuzuki | 2006-02-20 09:02 | 恋人
2006年 02月 19日

カフェで一杯、また一杯、、、。

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日本から友人が訪ねてきた。K君は
早稲田の後輩にあたる写真好きの
青年。仕事でヨーロッパに来たため、
待ち合わせは、夜の12時となってし
まった。サンジェルマン・デ・プレで
ライカM7を首から下げた長身のK君
と再会。一杯だけ飲みに行こうという
ことになった。

パリのカフェではコントワールという
カウンターでの立ち飲みが一番安あ
がり。テーブル席の3分の2ぐらいの
値段で飲める。まずはビールで乾杯。
K君のニューヨーク時代の話から写真
談義が始まった。二杯目を赤ワインに
切り替えたあたりから都筑先生スイッチ
オン。「パリのカフェはねぇ、こうやって
コミュニケーションがとれるのがいいと
こなのよ」などと、言いながら店の人や
カウンターにいる人達を何やらあやしげ
なフランス語で声をかけながら、撮り
始める。「いやー、いいですねぇ」と、
K君自慢のライカもご登場。
こうなったらもう、誰にも止められない。

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「都筑さん、やっぱりパリはいいっすよ。これから夜のパリを撮りましょう」
時刻は夜中の2時を過ぎていたが、K君のテンションは高い。カメラを首から下げた
二人の日本人はサンジェルマン大通りへと繰り出した。

「ここが有名なフロール。かのジャンルー・シーフも、このカフェの常連で、、、」
講釈をたれながら、ずんずん近づきレンズを窓ガラスにつけるようにカメラを構える。
とその時、コンコンっと内側から窓ガラスをたたく音。
「誰かと思ったら、都筑さんじゃないですか」
このカフェで働く日本人ギャルソンのTさんが、呆れたような笑顔で声をかけてきた。
「ちょうど仕事あがるところなんです。一杯やりに行きませんか」
有名なTさんからの申し出に、僕ら二人は声をそろえて言った。
「もちろん!」

e0029085_353547.jpg近くのカフェでまた一杯。
Tさんとカフェ話で盛り上がる。

原宿にあった「バカナル」時代の話で
盛り上がり、また一杯。

いやー今日は楽しかった、と店を出る。

時刻は午前3時。

人影のない街には雨が降っていた。

それもまた、よし。

フードを頭にかけると僕は鼻歌まじりで
家路をたどる。

なぜか、気分は爽快だった。



パリの夜遊び気分を楽しんでいただけ
ましたら、幸いです。



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by paris-tsuzuki | 2006-02-19 02:01 | パリのカフェ、フード