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2005年 12月 31日

年の瀬に

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雨の日も、風の日も、雪の日も、パリを撮り続け、年の瀬を迎えた。

あやういバランスの中で始めた僕のパリ暮らし。

ともかく、楽しく撮ったり書いたりしてきた。




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時には予期せぬ事もあり、バランスを崩してしまうこともあった。




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しかし、こうして2005年という年を乗り越えられるのは、

いつも、僕の拙いブログを見て下さる方々がいるからです。

皆さんにたいする感謝の気持ちを胸に、2006年を迎えようと思います。

ありがとうございます。



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by paris-tsuzuki | 2005-12-31 20:38 | 子供達
2005年 12月 30日

2023年のパリ

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イギリスに単身赴任している男性からメールをいただきました。
日本から妻子を呼び寄せ、パリでクリスマスを過ごすので記念に撮影をして欲しい、
とのこと。僕はその心意気に感動し、何度かのメールのやり取りをして日程や時間を
調整していく。三歳のお子さんを長時間、寒い戸外で撮影するのは危険。撮影時間は
せいぜい2、30分。奥さんのためにヘアメイクを頼み、撮影にのぞんだ。単なる
記念写真となっては、プロとしての沽券にかかわる。カッチリしたものと自然な感じ
の写真で、家族で過ごしたパリの時間を素晴らしい想い出にできれば、と心を込めて
撮った。

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この写真を撮っている時に、僕は
ふと、思った。

この子が大きくなった時、こんな
写真を撮られたことなど、覚えて
いないかも知れない。

でも、プロカメラマンを雇って
までして家族の想い出を残した
お父さんの気持ちを決して忘れ
ないだろう、と。

2023年。この子が二十歳に
なった時、パリはどうなっている
だろうか。きっと、此処の場所は
変わっていないはずだ。

2023年のパリで、僕は彼に、
再び、ここに立ってもらおう
か、などと夢想してしまった。




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by paris-tsuzuki | 2005-12-30 06:16 | エッセイ
2005年 12月 29日

パリという街 vol.17 ゲインズブールの墓

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昨日の雪は薄氷となり、今日も小雪がちらつく中、僕はモンパルナスの
墓地をたずねた。セルジュ・ゲインズブール。歌手であり俳優にして映画監督。
1960年代から80年代にかけてのフランスの国民的スター。ジェーン・バーキンの
夫でもあり、そのセクシーな歌声は今もフランスのポップシーンに大きな影響を残して
いる。僕自身、ゲインズブールのリアルな活躍時代を知っているわけではない。日本で
言えば、石原裕次郎か長島茂雄か、といった伝説のヒーロー。しかし、僕は彼のCDや
DVDの映画を見て、心底カッコいいと今でも思える。

そして、ゲインズブールはモンパルナス墓地60番地に眠る。今でもファンの花束が
絶えることはない。

生前、彼のシンボルですらあったタバコを線香がわりにくわえさせ、

僕は、拝むようにして写真を撮った。


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by paris-tsuzuki | 2005-12-29 07:28 | 街角
2005年 12月 28日

今日のエッフェル vol.19 降雪量1cmのパリ

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パリにこの冬二度目の雪が降る。
窓から身を乗り出すようにして、
外を眺める。雪は幻のように
消えていく。はやる気持ちを
胸に、僕は外へ飛び出した。
 
家から五分のエッフェル塔へ
早足で歩く。

まったく積もっている様子は
ない。わずかに土の部分にだけ
1cmほどの雪が表面を覆って
いるだけだ。

しかし、雪を運んでくる風は
半端ではないほど冷たい。
氷点下の風のなか、足を棒に
して歩き回る。氷点下の気温
に僕より先にカメラの調子が
おかしくなる。

結局、こんな写真しか撮れな
かった。

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雪というよりも雹に近い氷の粒が容赦なく吹きつけ目が開けられない。
革の手袋をしていても指がかじかみ、動かない。ひとさし指が動かなくなったので、
中指でシャッターを押し続ける。

自然と背中が丸くなり、目線が下へと向く。

「ああ、雪積もらないのに寒い」と思わずしゃがみ込む。



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by paris-tsuzuki | 2005-12-28 05:32 | エッフェル塔
2005年 12月 27日

パリの子 vol.11 市庁舎前のスケート場

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毎年、冬になるとパリ市庁舎前(オテル・ド・ヴィル)がスケート場に
なる。夏はビーチ・バレー場となっていた場所が一転して氷の世界となっていた。
鈴なりのギャラリーが見守る中、アイス・ホッケーの試合が始まる。中学生ぐらい
だろうか、白い息をはきながらコートのなかをミズスマシのように滑っていく。
「アレ、アレー(行け、行けー)」という声がかかり、ゴールが決まったときには
拍手と派手な嬌声があがる。


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「どうだい!」という顔の子供達と一緒になって、手をたたく。

いつもながら、パリは子供達にはサービス満点の街だなと、思った。



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by paris-tsuzuki | 2005-12-27 08:01 | 子供達
2005年 12月 26日

日仏生活比較学論序説 vol4 ノエルとクリスマス

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フランス語でクリスマスのことを
ノエルと言う。日本語ではクリス
マスの事を基督聖誕祭とも書ける
が一般的にはクリスマスという、
外来語がそのまま使われている。
そこで本稿では、フランスのクリ
スマスをノエルとし、日本のそれ
をクリスマスと表記して、両者の
文化的な比較を論じようと思う。

ノエルもクリスマスも国民的行事
となっている点では、もはや共通
と言っても過言ではない。

しかし、僕はこの約一ヶ月間の
パリの様子を見てきて、ノエルと
クリスマスは根本的な部分で違う
ものだ、という結論にいたった。

一言でいえば「宗教」と「商業」
日本では、クリスマス商戦という
言葉があるように「商業的戦争」
としての色彩が色濃い。


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すなわち、クリスマスとはプレ
ゼントを買い、普段よりも高価
なものを食べるという商業的な
消費行動のための行事としての
位置づけがなされている。そこ
に宗教的色合いはほとんど感じ
られないのが国民の一般の意識
ではなかろうか。

もちろんパリにも大型デパート
を筆頭にノエル商戦なるものは
存在する。市内の各所で特別な
市場がたつ。しかし、それは、
ノエルという宗教的行事のため
に贈り物がどうしても必要であ
り、特別な食事を用意しなけれ
ばならないという、脅迫観念の
ようなものですらある。

この空気感の違いは、24日の
午後11時45分に地元の教会
に行ってみて、僕は、はじめて
わかったような気がした。


12月24日は、店が早く閉まる。夜10時までやっているスーパーは
8時に閉店し、駅前のカフェも早じまいする。なぜか。ノエルの夜は家族で食事を
しなければならないからである。それは日本で正月に親戚一同が集まるようなもの。
これに出席しないとは何事だ、という雰囲気すらある。もちろんフランスでも離婚が
増え家族といっても複雑になっている。しかし、嫌でも一家が集まり気詰まりな程の
緊張感の中、食事を一緒にしなければならないという伝統が今でもある。そのため、
ノエルの夜は早じまい、ということになるのだ。「宗教」が「商業」よりもはるかに
重点が置かれていることの象徴ともいえよう。

そして、夜の11時半過ぎ。商業的な国が出身の僕は、ワインだけはしっかり飲むと
宗教的な現場を見るために外にでた。人影のまばらな商店街を抜けると近所で一番、
大きな教会につきあたる。酔っぱらいが消防署員に介護されている姿があるだけで
あたりは閑散としていた。重く大きな木の扉を押し開け、僕は教会の内部へと足を
踏み入れた。

教会の中は立錐の余地もないほどの人。高い天井に荘厳なパイプオルガンの音が
響き渡る。まさに、ミサの真最中であった。奥の一段高くなった演壇の上では、
白装束に身を固めた何人もの神父さんが儀式をとり行っている。聖書を読み上げ、
ときおり皆が声をそろえ「アーメン」と唱える。まさに厳粛な空気がそこには存在
していた。日本でも大晦日に放映される「ゆく年、来る年」などでは厳粛な高野山
の僧の姿が映し出される。あの映像を見て新年を迎えるにあたり襟をただす気持ち
が日本にはある。それに近いのが、パリのノエルではなかろうか。深夜にもかかわ
らず、教会の中には厳かな空気が漂い、僕はノエルの本質はここにあると感じた。

「宗教」と「商業」この日仏のクリスマスに対する本質的な違いは各所に表われる。
例えば、食事。フランスではジビエと言って野生動物の肉をノエルに食べる習慣が
ある。鹿、イノシシ、鴨といった肉料理を伝統的な手法で各家庭で調理する。自然
の恵みに感謝すると同時に肉が貴重だった時代の名残でもある。それを前述したよ
うに家族が集まり家庭で食べなければならないのだ。したがって、パリではカフェ
やレストランでノエルの食事をとるのは観光客か家庭のない特別の事情を持った人
ということになる。それが、「宗教」的な習慣となっているからだ。

一方、日本では恋人同士がクリスマスという特別な日を高級レストランで食事をし
たり、高価なプレゼントを交換しあうという、特別な商業的消費行動によって祝う
習慣がある。あるいはや友人同士が集まり、クリスマスパーティーと称する「冬の
お花見」とも言える集会を催す習慣がある。また、僕がインターネットという小さ
な窓を通して海外から日本という国を覗き見たとき、イルミネーション合戦という
状況に気がついた。目がチカチカするような多色の電飾を競い合っているらしい。
なぜイルミネーションを競い合うのか。なぜなら、きれいな電飾が話題となれば、
多くの人が集まり、人集まるとこに金集まる。という商業的な論理が厳粛なまでに
存在していることに気づいた。なるほど。日本におけるクリスマスとは、まさに
「商業」的な習慣なのだ。

僕が言いたいことは、フランスは「宗教」的だから純粋で素晴らしく、日本は
「商業」的だから不純で間違っている、ということではない。もはや定着している
各国の同じような習慣の裏側に、こんなにも違う本質が存在するということを
明らかにしたかっただけである。

では、なぜクリスマスという習慣が全世界的な習慣ないし、イベントとなったので
あろうか。少なくとも、日仏という両国のクリスマスを見た僕が感じたのは「夢」
を与えてくれるから、だと思った。すなわち、サンタクロースが、贈り物を届けて
くれる、子供達に夢を与えるファンタジーが、各国の習慣をこえて支持されている
理由なのではないか、と僕は感じた。


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そういう考え方もあるか、と思わず最後まで読んでしまった方は
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by paris-tsuzuki | 2005-12-26 02:05 | エッセイ
2005年 12月 25日

恋するパリ vol.14 ノエルの恋人達

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ノエルの夜景と言えばギャラリーラファイエット。フランスのテレビ各局もノエルの
買い物客で賑わう様子を放映している。日本で言えば大晦日のアメ横といった定番の
映像。僕のブログを見て下さる「パリ好き」の皆さんにこの画像がないのでは痛い。
ベストの空の色が出せる時間帯に行けなかったのが悔やまれたが、幸運は訪れた。



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バイクを降りた彼に彼女が駆け寄る。抱きしめて、キス。

僕が撮っていることに気づいても、愛はとまらない。

ラファイエットの眩いイルミネーションの中、恋はとまらない。

とても、素敵な瞬間だった。

" ジョワイユ・ノエル! "

僕はこの瞬間に出会えた幸運に感謝します。

愛と幸運を、この写真を見た人に贈ります。




今日の写真は特別です。共感して頂けましたら、
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by paris-tsuzuki | 2005-12-25 06:16 | 恋人
2005年 12月 24日

パリからの花束 vol.14 僕からの花束

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いつも僕のブログを見て下さる皆さんに、どんな
クリスマスプレゼントを贈ればいいのだろうかと、
どんな写真を贈ったら喜んでもらえるだろうかと、
実はここ何日も考えていました。

パリに暮らすようになり半年。最初の取材で
知り合った花屋のフレデリックさんは仕事を
一緒にするうちに本当に「友」と呼べる存在
となっていった。ノエル直前で大忙しの彼の
店に行き、かわいい花を見つけた。

淡い色合いのこの花がノエルの厳粛な雰囲気
を伝えらればと思った。この花を見た時、僕の
心の中ではアベマリアが聞こえてきた。

僕からの花束を皆さんに贈ります。

いつも、本当にありがとう。

”ジョワイユ・ノエル”

パリでは誰もが、この言葉で今日という

特別な日を祝います。



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by paris-tsuzuki | 2005-12-24 08:00 | パリの花
2005年 12月 23日

ノエルの街角 vol.4 粋な計らい

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近所の公園に何やら人だかりができている。移動式の小さな遊園地。
先週から学校はノエルの休暇にはいっている。子供のいる友人に言わせれば、
「パリは学校の休みが多すぎてかなわない」とのこと。そうお嘆きの方のため
パリ市はまたまた考えた。それが、この「ノエル限定。移動式遊園地」この期間
無料で子供達は公園や駅前などに設置された、これらのぐるぐる回る乗り物に乗り
放題。朝から晩まで乗ってもタダ。パリ市の「粋な計らい」というやつだ。

友人いわく「気持ちが悪くなる一歩手前まで乗せたら、家で寝かせます」

この季節も、パリの子供達はパワフルに遊んでいる。

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by paris-tsuzuki | 2005-12-23 06:54 | 街角
2005年 12月 22日

恋するパリ vol.13

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マックの前にも、恋の物語はある。


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<撮影状況解説>
仕事帰りにスーパーで食料品を買う。交差点を
渡ったところにあるマクドナルドの前。スポット
ライトに照らし出された二人はまるで映画の中に
住んでいるかのように見えた。片手でスーパーの
袋をぶら下げたまま、シャッターをきる。キスした
瞬間は交差点の人混みにもまれ、ブレてしまった。

でも、僕はパリの街角にある恋の物語を見逃さない。

忘れない。

だから、今日もシャッターをきる。



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by paris-tsuzuki | 2005-12-22 07:04 | 恋人