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2005年 11月 30日

ノエルの街角 vol.1 商店街

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僕が住んでいる近所に
Rue de Commerceという
商店街がある。Commerce
という単語は商業という意味。
直訳しても「商店街」

パリは全ての通りに名前が
つけられ、混乱を避けるため、
全く同じ名前はつけられない。

この直球な名前を付けられて、
他の商店街は悔しい思いをした
のだろうか。

ノエル(クリスマス)が近づき
街のなかにウキウキ感がある。
地元の人しかいない、こんな
パリの商店街の様子を伝えたく
て、今日はこの写真。

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by paris-tsuzuki | 2005-11-30 09:32 | 街角
2005年 11月 29日

パリの特等席

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パリに降った雪は、翌日には跡形もなく消えていた。

より正確にいえば、数時間後には雪は消えていた。あの雪景色はまるで
幻影、イリュージョンであったかのように思われる。

僕は、あの数時間の幻影の時間に、すべて納得がいく写真が撮れたわけでは
なかった。「今度、雪が降ったら、、」と思ってしまう自分がいた。
このセリフが出たら、僕としては負け。

パリには、いたる所に緑色のベンチがある。このベンチこそ、パリの全てを
目撃できる特等席。僕はベンチになりたいと思うことすらある。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-29 08:05 | エッセイ
2005年 11月 28日

試飲という名の旅

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インタヴューの撮影でお世話に
なった、パリで活躍する日本人
シェフの木口さんと、ワインの
見本市へ、出かける。ポルト・
ド・ヴェルサイユの展示会場は、
ワイン愛好者で大変な賑わい。

フランス各地から、独立系のワイ
ン業者がこの見本市に多数参加。

一家言持っていそうな、こだわり
オヤジがワインを注いでくれる。

「どうじゃ」というオヤジの視線
にワイングラスをくるくる回し、
いっぱしの通を気取ってみる。

料理人やカメラマンという職人は
仕事を通じて知識と経験を積んで
いく。雑誌や書籍という活字媒体
を通した二次情報ではなく、実際
の自らの体験こそが大切だと僕は
思う。




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自らの五感で、木口さんはワインを吟味する。

時として、知識は感覚を鈍くする。知識は自らの判断を必要としないからだ。
すなわち、「コレはこれこれの歴史や由緒のある有名な、なにがしです」
という知識が、実際に味わうという行為を、確認作業にしてしまうおそれがある。
もちろん、知識という人類の財産を、否定するつもりはない。ただ、実際に自分の
目で見て判断する。あるいは、自分の味覚を含めた五感をフルに動員して「感じる」
ことが、言葉や国境、人種の枠をこえるキーワードになるのでは、ないだろうか。

様々な地方のワインを試飲するうちに、フランス各地の気候、風土、ひいては、
作り手の人柄すら感じる。単にワインを飲んでいただけなのだが、それはまさに、
ワイングラスを通して感じる「試飲という名の旅」ともいえる経験だった。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-28 07:21 | パリのカフェ、フード
2005年 11月 27日

パリに初雪〜ホワイトクリスマス

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朝、目が覚めると窓の外に
雪が舞っていた。

それだけで、気分がハイに
なる。

雪だ、雪だと子供のように
はしゃいでしまう。

思えば、今年の2月、パリに
雪が降ったとき、僕は東京に
いた。パリに住んでいる友人
カメラマンからのメールには、
雪景色のパリの写真が添付され
ていた。その時、僕は地団駄を
踏んでくやしがったものだ。
「あー、パリにいれば写真が
撮れるのに」と。

そして、今、僕はパリにいる。
ダウンジャケットに黒のベレー
皮のライダーブーツで完全武装。
カメラをつかんで、僕はそとへ
飛び出した。


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今日はパリ郊外のサンジェルマン・アンレーで撮影。



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パリの中心部よりも、郊外のほうが雪が積もる。

ここへ来て正解だった。



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♪犬はよろこび庭かけまわる♪♪

今日も僕のアタマのなかには、
陽気に歌が流れている。

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by paris-tsuzuki | 2005-11-27 05:39 | エッセイ
2005年 11月 26日

パリという街 vol.15 Oh〜シャンゼリゼ♪

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いよいよ、シャンゼリゼ大通りのノエル(クリスマス)イルミネーションが点灯。
東京の六本木ヒルズの電飾に比べればいささか地味な色合い。しかし、コレもパリ
の掟のひとつ。伝統的にシャンゼリゼはいわゆる裸電球のタイプしか、使用しては
ならないことになっている。暖かみのある色合いがパリには似合うのかもしれない。



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街をそぞろ歩く人達の8割方は
観光客だろうか。シャンゼリゼ
とは、そういう場所。しかし、
ヴァージンメガストアの大型店
もあるので、パリの人々もシャ
ンゼリゼで買い物をしている。

実はシャンゼリゼの点灯式は、
2、3日まえに行われた。別に
いつでも撮れると、思ってしま
う自分がいた。しかし、写真は
いつでも撮れるものではない。
常に「今」という時に固執して
撮るために、今日はシャンゼリゼ
に、わざわざ出かけた。
いざ、撮ろうと思っても一般の
人と同じような、平凡な写真しか
撮れそうにない。そこで、光が
キラーンと輝くクロスフィルター
という姑息な道具を使用。

これは、コレでいいかも。

いつのまにやら、頭のなかには「あの曲」が流れだす。

♪Oh〜シャンゼリゼ〜 Oh〜シャンゼリーゼ〜♪♪

ここから先の歌詞がわからず、このフレーズだけが頭のなかで繰り返される。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-26 07:53 | 街角
2005年 11月 25日

パリの空気

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僕がいつも思っていることは、
パリの空気を伝えること。

空気にニオイはないはずなのに
なぜか、パリにはニオイがる。

それは、メトロの中や街の中、
マルシェやカフェの中にもある。

饐えたようなカビ臭いニオイも
あれば、肉が焼ける香ばしい、
ニオイだったりもする。

一番、ニオイがなさそうな場所
に行ってみた。セーヌ川に。

でも、そこにはセーヌという
パリのニオイが川面を渡って
やってくる。

橋の欄干に両手をつき、鼻腔
いっぱいに息を吸い込む。


パリの空気が全身にしみわたる。

ああ、これがパリの空気だ。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-25 08:41 | エッセイ
2005年 11月 24日

恋するパリ vol.11 雑踏の中で、

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パリ6区、サンミシェル広場。


雑踏の中で、恋は生まれ、

記憶の中で、時間はとまる。




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by paris-tsuzuki | 2005-11-24 08:20 | 恋人
2005年 11月 23日

ウチで食べよう vol.11 ああ、ヴァン ショー

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パリの気温が氷点下となる。

日差しのある昼間はいいが、
パリの日はつるべ落とし。

こんな日はヴァン ショーに
かぎる。Vin Chaudとは、
暖かいワインのこと。本格的
に作る場合、鍋に赤ワインと
オレンジなどの果物、シナモン
少量の砂糖かハチミツをいれて
暖める。フルーツの香りと、
ほのかな甘みが、体を芯から
暖めてくれる。

僕の作り方はいたってシンプル。
赤ワインを小鍋か電子レンジで
暖め、ボンママンというブランド
のイチゴジャムを小さじに一杯。
かきまわして、できあがり。

両手でグラスをつつみこみ、そして
すするように、ひとくち。


「ああ、ヴァン ショー」と、思わずつぶやく冬の夜。


<撮影技術解説> 
一般の方は、このグラスから立ちのぼる湯気を何の気なしに御覧になるでしょう。
しかし、通称「ユゲだし」といわれる技術は料理写真では高等技術のひとつ。
いくつかの条件を整えなければ、湯気は写真に撮ることは出来ない。まずは、
外気との温度差。すなわち外を冷たく、グラスの中身を熱くして温度差を作らな
ければ湯気は出ない。そこで、窓を開けワインがヌルくなると、いちいち飲んでは
熱いのを作りなおす。次にライティング、専門的になり過ぎるので、簡単に言えば
半逆光、サイド気味の角度からグラスの中身もある程度見えるような角度に調整。
さらに、湯気がちょうどあがる背景を暗くしつつ窓であることをうかがわせるため
に窓枠がどのくらいの範囲ではいるべきかを計算して撮影している。
このカットが撮れた時には、身体の芯はヴァン ショーでほっかほかだが、窓は開けて
いるので、手はシャーターを押すのがやっとなほど凍えていた。グラスの微妙な汚れ
が気になったが、広告の写真ではなく、パリのリアルな生活感を侘しく描くのが目的
なので、そのままでオーケーと判断した。

実は、ここまでして撮っています。ひとつ、応援よろしくお願いいたします。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-23 06:10 | 自炊
2005年 11月 22日

パリという街 vol.14 トュルネル橋からの眺め

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およそ写真家というものは画家に対する憧れを持っていることが多い。
パリで美しい絵画を見たとき、自分もこんな絵がかけたら、こんな感じの
写真が撮れれたら、などと夢想することがある。

朝靄が残るセーヌの岸辺、サンルイ島からトュルネル橋を渡ろうとしていた。
岸辺に舫われた船、肩を組み歩く恋人、犬を散歩する老婦人、そこへ白い
カモメが飛んでくる。夢想していたような、まさに絵画的瞬間。
反射的にシャッターをきる。

後で見てみると、悪くはないが、リアル過ぎる気がした。
そこで、フォトショップで画像を絵画風のタッチに仕上げてみた。それでも、
絵画には遠く及ばない。写真は写真でいいのだと、僕は思う。写真を絵画の
ようにレタッチでいじってみても、それは小手先のことに過ぎないからだ。

僕の写真はともかくとして、パリという街が「絵になる街」で
あることは、誰しも異論のないところ。

そして僕は、今日も絵になる瞬間を求め、パリを歩く。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-22 07:54 | 街角
2005年 11月 21日

やがて、街はモノクロとなる。

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パリ2区。オペラ座から Rue
de la Paix を見渡す。

通りの向こうにヴァンドーム
広場のコロン(記念碑)が、
シルエットになって見える。

冬の斜光線は交差点で行き交う
何でもない人々の姿すらも、
ドラマティックなフォルムに
見せてくれる。


「パリはモノクロが似合う」
と言われることが多い。

確かに、パリでもアートとし
ての写真といえばモノクロと
相場は決まっている。

では、なぜモノクロ写真なの
であろうか。

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なぜ、パリはモノクロなのか?
それは、自然環境に由来すると
言わざるをえない。アジア諸国
と比較した場合、温帯から冷帯
に位置するパリの植物はほとん
どが落葉樹であり、冬はその葉
を落とすため、街の中にミドリ
という色はなくなる。

一方、日本を代表とするアジア
諸国では常緑樹が冬でも緑色の
葉をつけている。また、街を彩
るネオンや看板など、色彩にあ
ふれる環境。かかる自然環境に
そこに住む人々は影響をうける。

それゆえ、アジア人は色の情報に強い反応を示し、ヨーロッパ人は
色よりも形状、フォルムの情報により強い反応を示すという傾向が、
うかがわれる。もっと、わかりやすい言葉でいえば、アジアの人は
色をたくさん使うのが好きでそれに反応する傾向があり、ヨーロッパ
人は形にこだわる一方で、色をたくさん使うのを好まない傾向がある
ということ。なぜなら、冬になると石づくりの街並と曇った空に覆
われるヨーロッパでは、そもそも色がほとんどなくなる自然環境とな
るからだ。一番上のモノクロ写真のオリジナルは、下のカラー写真。
結局、カラーでもあまり印象が変わらないはず。それならば、フォルム、
シルエット、影の形がより、はっきりと印象づけられるモノクロのほうが、
カラーよりもより、説得力があるように思われる。

だから、「パリはモノクロ」ということになる。


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午後4時30分。

夕陽は地平線ギリギリの角度
から照らす。

そして、こんなにも僕の脚を
長くしてくれる。


容赦なく、しのびよる冬は、
やがて、街をモノクロにする。









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by paris-tsuzuki | 2005-11-21 07:20 | エッセイ