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2005年 10月 31日

パリという街 vol.11 いつでも見れる風景

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ポンデザール(芸術橋)から見る夕陽。

この時間帯が美しいと思う。パリにいれば、いつでもこの夕陽は
見れる、と思ってしまいそうな、自分がいる。でも、本当にこの
風景はいつでも見れるのだろうか。この写真はいつでも撮れるの
だろうか。少なくとも、この瞬間は未来永劫、二度と訪れること
はない。似たような時間はあるかも知れないが、この瞬間はもう
訪れない。そのせつなさ、その瞬間を逃したくなくて、僕はただ、
無心にシャッターをきる。

いつでも見れるけど、もう見れない風景に。


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by paris-tsuzuki | 2005-10-31 01:32 | 街角
2005年 10月 30日

パリからの花束 vol.12 「ありがとう」の言葉と

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僕は写真を撮るという行為が
好きでカメラマンという仕事
をしている。もちろんお金を
もらい、それで生計をたてて
いる。しかし、仕事の報酬は
お金だけではない。

「ありがとう」という言葉が
ある。

ひと仕事を終え、いい写真が
撮れた時に「ありがとう」と
言ってもらえるのは、この上
ない喜びだ。そんな時、どん
なに厳しい現場だったとして
も、疲れが吹っ飛ぶ気持ちに
なる。同時に「ありがとう」
と言ってくれた人に対する
感謝の気持ちでいっぱいに
なる。僕に「撮影」という
生きがいとチャンスを与え
てくれた上、「ありがとう」
という言葉までもらえれる。
有り難いと僕は心底思う。
この写真は今、発売中の「World Wide Job」vol.2(株式会社 アルク社刊)
という雑誌の中の1ページ。写真と文章の両方を僕が担当しました。
海外で活躍してみたいという夢がある人は必見。ぜひ書店でお買い求め
下さい。役立つ実践的な情報はもちろん、この写真を大きな誌面でご覧
になることができます。

いつも僕のブログをご覧になってくださる皆様に「ありがとう」の言葉と
この「パリからの花束」を贈ります。

今後とも、応援のクリックよろしくお願いいたします。

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by paris-tsuzuki | 2005-10-30 02:31 | パリの花
2005年 10月 29日

秋の夜長に

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今の季節、日本は午後5時には暗くなるが、パリは6時を過ぎ
てから、陽が落ちる。日本よりも、やや陽が長いということになる。

しかし、考えてみると腑に落ちない。なぜなら、パリのほうが緯度が高い
はずだからだ。では、なぜなのか?

その答えは、サマータイム。夏の間だけ、1時間ずらす制度があるからだ。
朝寝坊の僕は、気にしていなかったのだが、パリの朝8時は暗かったりする。
10月29日でサマータイムは終わり、30日から秋の夜長の季節となる。

そんな時、部屋でゆっくりくつろぐのが、最高の贅沢。部屋の照明などは
ちょっとした工夫で、やわらかな光を作り出すことが出来る。

キャンドルの仄かな光に、お気に入り音楽をかける。自分の世界にひたれる
時間は、誰が何と言おうと楽しい。

そんな時間を僕は大切にしていきたい。



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by paris-tsuzuki | 2005-10-29 01:22 | エッセイ
2005年 10月 28日

パリ・コレ vol.13 リハーサル

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観客が誰もいない会場で、リハーサルが行われる。

ディレクターらしき人が、モデルのウオークをチェックしている。

カメラマンにとっては、本番照明の明るさを知るチャンスでもある。



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今日はどんな服が出てくるのだろう。そんなワクワク感と、
微妙な緊迫感が、ショーのリハーサルにはある。


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by paris-tsuzuki | 2005-10-28 07:31 | パリ・コレ
2005年 10月 27日

幸運の系譜 vol.5 少し眠れば

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少し、無理をしてしまった。

今、やらなければという意識
から、睡眠時間を削らざるを
えなかった。

やはり、ダウン。

眠るというよりも意識を失った。

どんな時も自分に言い聞かせて
いる。

"全てをポジティヴに考えること。
不安で困っているときも、全てが
うまくいっているときも"

そんな言葉をとなえる時は、正直
言って、かなり追いつめられて、
いたりする。





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そんな時、花を見ると元気がでる時がある。
太陽に向かって、バカみたいに素直な笑顔を見せる花。
明るい笑顔は、皆に元気を与えてくれる。

そんな花に出会えた幸運に感謝。

その幸運を伝えること。それが、幸運の系譜。

少し眠れば、元気はでる。

眠って元気が出たので、書き直した。




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by paris-tsuzuki | 2005-10-27 02:11 | エッセイ
2005年 10月 26日

パリ・コレ vol.12 ランウェイスタイル

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ランウエイの撮影装備について
ご質問のメールがありました。

いつもご覧いただきありがとう
ございます。
今日は恥ずかしながら、自分が
写っている写真をご紹介。

写真下から、僕が乗っているの
が、アルミ製のカメラケース。
実はカメラ専用のケースという
訳ではなく、BHVという、東急
ハンズのような、日曜大工用品
を扱うお店で道具箱として売ら
れているモノ。

次に棒状のものが、一脚。伸縮
可能なアルミ製のポールで、約
50cmまで縮められる。イタリア
のマンフロット社製。上部に回転
式の台座とクイックシューという
着脱を素早くするための、アダプ
ターをつけている。

カメラ、ニコンD70s。連写の機能が優れていないため、ランウエイで
この機種を使う人は少ない。一発ずつ撃てば問題はない。バッテリーの
もちが良い点が優れている。

腰に巻いているもの。通称「ガンベルト」露出計、色温度計(ミノルタ社製)
予備のCFカード、バッテリー、地図、日程表、携帯電話などを小さなポーチ
に分けて納められるようにしている。東京時代からの愛用品。

この格好でパリ中をメトロで移動。総重量は15キロぐらいに減らしているが、
毎日これをかついで歩いていると、確実に筋力はつく。

これがランウエイを撮影する時の標準的なスタイル。某展示会場で鏡ごしに撮影。

自分が写っている写真などを載せて、皆様がクリックしてくれないと落ち込むので、
とりあえず、下のオレンジ色のところをクリック、よろしくお願いいたします。

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by paris-tsuzuki | 2005-10-26 03:56 | パリ・コレ
2005年 10月 25日

パリ・コレ vol.11 フォトグラファーズ その2

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ランウェイと呼ばれるモデルの花道の先端に僕達フォトグラファーの
陣地がある。舞台を照らす照明の裏側、その闇の中に、僕達はいる。ショーの
はじまる30分前から、自分のカメラ位置を確保するために身をよじるような
体勢を維持する。国籍は様々。イタリア、ドイツ、イギリス、アメリカ。意外に
フランス人は少ない。アジア勢は中国、台湾、日本。荒くれ者の集団と見られがち
な僕達だが、実際はカメラマン同士で協力しあい、限られたスペースの調整をして
いる。コミュニケーションは英語を使う。何度も現場で顔を合わせるうちに挨拶を
交わすようになる。時には、踏み台などの機材を融通しあったりもする。

ショーが始まる直前。僕は必ず手のひらに汗をかいている。何回ショーを経験しても
それは変わらない。いつものようにやればすむ事さ、と自分に言い聞かせる。
ズボンの太腿に手をこすりつけ、汗をぬぐう。もう一度、カメラの設定を確認。
ベリベリッ、という音と共に花道を覆うビニールのカバーがはがされる。

ショーが始まるまで、あと1分という合図だ。



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始まったら、止められない。会場に
流れる音楽に合わせ、モデルは歩き
僕は、その歩調に合わせシャッター
をきる。

大きなコレクションでは、モデルの
数が半端ではない。大群のように、
押し寄せてくる。しかも、速い。

こんな時は、決して焦らないこと。
「速く動きたければ、体のちからを
抜く」構図とピントを確認する目と
シャッターをきる指先だけに神経を
集中させる。

そこへ、さらなるモデルの大群が、
すごいペースで次からつぎへと、
出てきやがる。

歯をくいしばり、しかし、冷静に
シャッターをきり続ける。額から
汗がしたたり落ち、ファインダー
がよく見えない。肩口に目をこす
りつけ、ぬぐう。

こんな時、僕の頭の中には「スターウオーズ」のテーマソングが流れていたりする。

そう、エキサイティングな緊張感を、僕は楽しんでいるのだ。





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雑誌で見るパリ・コレは華やか
な世界。

その裏側にあるチョっと汗臭い
世界で、僕は生きている。






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by paris-tsuzuki | 2005-10-25 02:57 | パリ・コレ
2005年 10月 24日

ソトメシ vol.2 タルタルな気分

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無性にタルタルが食べたくなる時
がある。「タルタル」とは生の牛
ひき肉のこと。パリのカフェでは
定番料理ともいえる。民族大移動
の時代にタタール人が馬の生肉を
食べる習慣があったことにその名
が由来するという。味は、ユッケ
よりもネギトロに近い。ひとくち
にタルタルと言っても、カフェに
よって味は様々。なぜなら単なる
生肉ではなく、ケッパーをはじめ
とするハーブやスパイスが使われ
ているからだ。そのドレッシング
とも言えるソースを、カフェでは
自分で混ぜるかギャルソンに頼む
かを聞かれる。僕は「ムシュー
シィルヴプレ」とギャルソンに
お願いする。その店のギャルソン
のお手並みを拝見したいからだ。
ところで、カフェのウエイター
のことを仏語でギャルソンという
が、彼等のことを「ギャルソン」
と呼んではいけない。正しくは
「ムシュー」と呼びかけるもの。
「ギャルソン」と呼びかけるのは、英語で言えば"Hey! You"日本語で「おい、お前」
というニュアンスになり、失礼な表現となるからだ。これは、おかしい言い方だよと
現地の人に教わりながら、僕は現場的フランス語を勉強したりしている。その意味で
カフェは学校ですらあると思う。

フランスは肉の味がしっかりしていて、とても旨味がある。ガッチリ食べて元気を
つけたい。でも、さっぱりしたものが食べたい。そんな日には、迷わずタルタル。
どこのカフェでも13ユーロ(約1,800円)位はするが授業料と思えば、高くはない。



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by paris-tsuzuki | 2005-10-24 01:28 | パリのカフェ、フード
2005年 10月 23日

恋するパリ vol.9 サンジェルマンデプレの恋

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「セーヌ左岸の恋」というタイトルの写真集をご存知だろうか。エド・ヴァン・デル・
エルスケンという写真家がパリに数年間滞在した時に撮った写真を編集し、
架空のフォトストーリーとしてまとめあげたもの。1950年代のサンジェルマン
デプレ界隈がその舞台となっている。僕の大好きな写真集であり、「TOKYO CAFE
STORY」という僕の作品は、その作品に対するオマージュですらある。

僕は21世紀初頭のパリに住み、もうひとつの物語を創っていきたいと思いながら、
生きている。



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by paris-tsuzuki | 2005-10-23 02:00 | 恋人
2005年 10月 22日

パリの子 vol.6 モードの秋

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パリの子供はおしゃれだ。
とは限らないが、この子は
オシャレ。幅広のジーンズ
のパンタロンに白いニット
のショール。バーバリー柄
のバッグがポイント。とい
ったところだろうか。

この写真はファッションの
展示会でのワンシーン。

子供の頃からこういう環境
にいれば、ファッションの
センスが、自然と身につく
ようにも思われる。しかし、
現実のパリは、上から下まで
5ユーロ(700円)ぐらい
で揃う子も、いたりする。

ただ、この子はもう立派な
パリジェンヌ(?)かも。



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by paris-tsuzuki | 2005-10-22 01:27 | 子供達