「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2005年 09月 11日

今日のエッフェル vol.12 Life goes on

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今日は友人のカメラマンの
結婚式。僕が撮影を、担当
することになった。何年も
前から、新郎新婦を知って
いるので月日の流れと未来
を考えたりした。

パリで出会い、ここで愛を
育て、結ばれた二人。

きっと、エッフェルはその
すべてを見ていたにちがい
ない。

そして、これからも。

彼の好きな言葉。

and the Life goes on.

という言葉を贈ります。

おめでとう!


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by paris-tsuzuki | 2005-09-11 03:53 | エッフェル塔
2005年 09月 10日

パリの子 vol.3 瞳の中に

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パリは大人の街というイメージがあるかも知れないが、実際には、とても多くの
子供達がいる。一人っ子よりも二、三人兄弟はめずらしくない。パリでは人口が
増加し、郊外の貧困層が劣悪な住宅環境が原因で火災による死者が相次ぎ、社会
問題となっている。すなわち、人は増えているのに住宅の数が追いつかないから
ひどい環境に住まざるをえない人が火事にあってしまう。ということだ。しかし、
僕が知っている東京や、日本に比べると未来が明るいように感じる。僕たちが、
子供のころの頃に比べ、気がついたら、ずいぶん子供の数が減っているようだ。
一学年4クラスあったのが、今では1クラスしかないという小学校は東京だけで
はなく、全国的な現象だと聞く。先日、衆議院選挙の話題でもちきりの日本から
のメールの中に各政党が主張する「暮らしやすい日本って何なのでしょうか」と
いう内容のものをいただいた。言葉が虚しく聞こえるのでしょう。人の迷惑も
顧みず、「名前」と「最後のお願い」を日本では今ごろ、連呼しているのだろう
か。日本で唯一の善悪の判断基準である、「他人に迷惑をかけない」という基準
からしても、ほぼ犯罪と言っても過言ではない行為が、なぜ選挙の時に許される
のか、僕には理解できなかった。

子供の瞳の中には、その国の未来が映っていると、僕は思う。

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by paris-tsuzuki | 2005-09-10 05:40 | 子供達
2005年 09月 09日

幸運の系譜

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夕暮れの海 
愛娘を高々と差し上げる父親

僕は夢中でシャッターをきる

今日も素敵なシーンにあえた
ことに感謝しながら、

写真は幸運の産物だと思う時
がある。それが、たとえ用意
周到に準備した仕事の撮影で
あったとしても、その瞬間は
二度と訪れない。だからこそ
失敗は許されないのだと考え
るのではなく、だからこそ、
その瞬間を、素直に受け入れ
積極的に生きるべきではない
かと僕は思う。究極において
人生は瞬間。そして、幸せな
瞬間をどれだけ持てるかが、
人生を豊かにするのではない
だろうか。


こんな、幸運な瞬間があったんだよ、ということを僕は毎日、読んでくれている
皆に、伝えたい。その幸運は、きっと伝わると思うから。

伝えること。それが、僕からの幸運の系譜。

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by paris-tsuzuki | 2005-09-09 06:56 | エッセイ
2005年 09月 08日

TOKYO CAFE STORY

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ご覧のカフェはパリのカフェではない。2003年6月に閉店した今や伝説のカフェ
「オーバカナル 原宿」竹下通りと明治通りの交差する角にあった、このカフェは
パレフランセビルの取り壊しにともない、惜しまれつつも閉店した。フランスの
カフェ文化を東京に根づかせ、我らパリかぶれの人間にとって、東京で唯一の
避難所と言っても過言ではない場所だった。僕はそこで、仕事の打ち合わせから
友人との持ち合わせ、いつしかこの店の季節のメニューの撮影まで担当していた。

そのカフェがなくなるという話を聞いた時、僕は何かをしなければならないと、
思った。これだけ皆に愛されているカフェが、なぜ閉店しなければならないのか
その不合理と周りの人の情熱に突き動かされるようにして僕は、カフェが閉店する
までの3ヶ月間を撮影した。単なるドキュメンタリー的な記録では、面白くない
だろうと、名物ギャルソンを主人公にしたフォトストーリー仕立ての写真にした。
そして、熱狂の時は過ぎ、オーバカナル原宿は2003年6月に閉店。それから、
2年の時が流れようとしていた。

ここで、一般の方に解説をします。いわゆる、カメラマンとか写真家という人種が
どのようにして生活をしているかを。僕もこの業界に入るまでは、知らなかったの
だが、職業的カメラマンと写真家という芸術家は、本来違う分野とも言える。簡単
な言葉で言えば、職業的カメラマンは雑誌社や広告のクライアントさんの指示通り
パーフェクトな仕事を迅速にする高級職人。写真家というのは、写真芸術という、
採算性の低い、芸術活動をしている人のこと。もっと端的い言えば、仕事の写真
はお金のため。作品と言われる、自分が好きで撮る写真は、費用もなにも自分負担
ということ。僕は、職人としての職業的カメラマンをしつつ、自分の好きな写真は
アーティストとして撮るという姿勢を持っている。この「TOKYO CAFE STORY」は
僕が、大好きなカフェなので、なんとしても此処にこんな素敵なカフェがあったんだ
という事を記録、あるいは物語、そして伝説として残すために撮影したもの。

その作品の公開まで、2年もの時間がかかった。カフェの経営母体の移転や有名人
の肖像権、作品の過激な表現について、様々なことはあった。しかし、くじけそう
な僕を支えてくれる、友人達のちから、フランスやパリをこよなく愛する日本人の
助力によって、2ヶ月という写真展にしては異例のロングランの公開が実現できた。

その展覧会が終わり、1ヶ月以上が過ぎた。見に行くことが出来なかった人もいれば
もう一度、ウエブでじっくり見たいという、嬉しい要望もあった、そこで、今回
ウエブ ヴァージョンを公開しようと、思った次第です。.macのスライドショーで
順番に見ていただければ幸いです。スライドショーを観るというところをクリック
TOKYO CAFE STORY ウエブ版はこちら



この作品は東京FMのラジオ番組シュープリームで紹介されました。恥ずかしながら
僕がインタヴューを受けて解説などしている声がこのアドレスから聞けます。

インタヴュー音声はこちら

このインターネットラジオの番組の中の
with smile というところをクリックして頂ければ、音声が聞けます。ディープな
ツヅキファンの方は、是非、お聞き下さい。


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by paris-tsuzuki | 2005-09-08 09:30 | パリのカフェ、フード
2005年 09月 07日

ウチで食べよう vol.8 冷し中華の誘惑

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暑い日が続いている。長袖を着な
ければならなかった8月よりも、
気温が高いのだ。こんな日には、
冷し中華でしょう。小さい頃から
の大好物。東京にいる頃は冬でも
冷し中華が食べられる店を何軒か
知っている程、好きな食べ物。
具材のキュウリ、ハム、卵はパリ
でも容易に手に入る。キュウリだ
けは、フランス産のものは外側の
皮が固いので、ていねいにむく。
タレは砂糖、醤油、ミリン、お酢
ごま油を合わせて作る。お酢は
ワインビネガーで代用する。
さて、この「代用」という考え方
僕は、クリエイティブだと思う。
すなわち、何かと何かは似ている
から、代わりに使っても大丈夫
だろうという発想は類似するもの
を組み合わせて新しいものを創る
ことに通じるからだ。海外に長い
間住んでいる日本人は、おのずと
クリエイティブになるようだ。

友人に「ツヅキさん、ミリン買ってるんですか、高いでしょう」と言われた。
甘口の白ワインに砂糖を加え鍋で一度加熱しアルコール分をとばしてしまえば、
立派なミリンになるという。なるほど。確かにミリンはスーパーでも買えるが
小さな瓶のもので500円以上はする。中華、エスニックの調味料や食材に比べ
日本の調味料や食材は割高感がある。お金で解決するのではなく創意工夫という
やつで料理をつくるのは、楽しいことですらある。
 ところで最近、よくカメラマンの家に呼ばれることがある。彼等は結婚して
いてもいなくても、まず例外なく料理をみずから作る。これが、なかなかイケ
るのだ。ウサギのグラタン、鴨の油漬け、イノシシの赤ワイン煮と、ワイルド
な食材を繊細に仕上げてくる。自分の持っているイメージに近づけるという点
で、料理を作ることと、写真を撮ることの間には共通する部分があるのだろう。
彼等が最後の味見をする時の表情は、まさにプロのそれである。

それで、今日の冷し中華のデキは? もちろん、Parfait (完璧さ)。


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by paris-tsuzuki | 2005-09-07 00:22 | 自炊
2005年 09月 06日

Lille et Mer リール、そして海へ(後編)

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<海へ>
リールから車で1時間半。英仏海峡をのぞむブローニュの海岸に着いた。
広い砂浜のむこうに海がひろがっている。日没に間に合った。


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砂浜に腰をおろし夕陽をながめる。ヴァカンスが終わり、人影のまばらな砂浜。
今年の夏は海を見ていなかったことに気づいた。海を見ていると自然と心が
静かな気持ちになってくる。やわらかな、潮風が心地よく吹いている。

ふと、前から気になっていた質問をアルベールにしてみる。
日本には、「忙しいのはいいことだ」という言葉があるのだけれど、フランス
では、そういうことを言うのかな?彼は、「なんだ、それは」というけげんな
表情でこたえる。忙しいのはストレスになるからよくない。でも、フランスには
「少し仕事もあるから、落ち着いてられる」という言葉はある、とのことだ。
日本には「働かざるもの、食うべからず」という言葉もあると続けると、
フランスには「働かないものは、飲んではいけない」という言葉はあると彼は
答えた。長いヴァカンスの間、何も進まないフランスにイライラしていた僕は
海を見ながら、考えてみた。文化、国民性、経済構造とともに、国としての
雰囲気に関わることかも知れないと、思った。たとえば、僕は日本にいる時、
忙しくて3ヶ月も休みがないとか、今週は平均睡眠時間が3時間以下だと、業界
の人間のご多分にもれず、自慢気に話していたように思う。つまり、忙しいのは
いい事だから。そのお金で機材、パソコン、クルマを買い、高い店に食事に行き、
あげくの果てには、バーゲンで狂ったように洋服を買いまくったりしていた。
結局、その原因はストレスだったのかも知れない。逆に、フランス人は働かなさ
過ぎるとも言えるが、僕はバランス、調和を重んじていると考える。少し仕事が
あるから、落ち着いていられる。働かない人は食べてもいいけど、飲んではいけ
ない、という考えはバランスがとれているのがベストだと、考えているのではない
だろうか?


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日が暮れて、僕らはパリへの
家路に着いた。

この砂浜に連れてきてくれた友情に
感謝します。とても素敵な時間を
過ごすことができた。

Lille et Mer 後編終了
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そして、このエッセイを読んだ人が
しばらくの間、パリからの小旅行を
楽しんでいただければ、幸いです。


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by paris-tsuzuki | 2005-09-06 23:16 | エッセイ
2005年 09月 06日

Lille et Mer リール、そして海へ(前編)

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<リールへ>
9月最初の週末、リールでフランス最大のノミの市が開催される。友人のアルベールが
運転する車で僕らはパリを出発した。

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A1高速道路のサービスエリア
日本でもS.A.好きの僕は期待
して中へ、しかし売っている
のは、飲み物にサンドイッチ
ぐらい。唯一チョコレートの
種類が多いのが、フランス的
といったところ。
自販機のコーヒーは、どこに
行っても旨いと思ってしまう。

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パリから車で30分も走ればカンパーニュの風景が広がる。
2時間後、パリの北西約200キロに位置する、リールに到着。
フランス中から100万人もの人がこのノミの市に集まる。

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ともかく、人が多い。まずは、
ざっと、見ようと歩き出す。
アンティークから日用品、
食器に衣類、アフリカ民芸品
まで、道の両側にところ狭し
と並べられる品々。キリが
ないのでお昼を食べようと
いうことになった。

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リール名物ムール貝とポテトフライ
タマネギ、セロリを白ワインで蒸し
ただけのワイルドな料理。フランス
産のムールは小粒だが、今日のは、
かなり大きい。ムール好きの僕は
無言で食べまくる。
Jupilerという地ビールもさっぱり
していて旨い。

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道にはご覧のような貝殻の山。
ところで、どうしてムール貝がリールの名物なのか
聞いてみた。考えてみたらリールは海に面している
わけではない。ところが、誰に聞いてもわからない。
「伝統だよ」という答えが帰ってくるばかり。では、
このムールはどこで穫れたものかと、聞いてみても
「海だ」という人をバカにした答えが。あまり、皆
知らないらしい。まあ、おいしかったし、大満足。
延々と続く、ノミの市の探検に出かけた。

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フランスの骨董品に対する情熱はすさまじいものが
ある。毎週のように各地でノミの市が開かれ、テレビ
では特別番組まで放映されている。もちろん、年代物
の家具や食器など、僕らがイメージする、いわゆる
骨董品も売られている。しかし、全体として見てみる
と、意味不明のものや、明らかなゴミ。果ては普通に
スーパーで売っているジャムの空き瓶まで売っていた
りする。何かいいものがあったら、という気持ちで
来ただけに頭が混乱してくる。しかも、道のメイン
ストリートだけでなく、街の裏通りにまで露天が
出ている。いつまで続くのかすら、わからない。
すごい広さだ。例えて言うなら、世田谷のノミの市
に行ったら、世田谷区全体がノミの市だった、という
感じの広さなのだ。


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売っているものだけでなく、ずいぶんユニークな人にも
会うことが出来る。
よく解らない漢字を背中に彫り込んでしまっているお姉さんや、



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マイケル・ムーア監督に会うことも出来る。


結局、僕は3ユーロでビールマグを買ったのみ。

気がつけば、駐車場まで、地下鉄の駅にして3駅
も離れたところにいた。

このまま、パリに戻っても行楽渋滞にはまる時間帯。
それならば、いっそ海を見に行こうということに。

再び高速道路にのり、夕陽を見に海へと、むかった。

Lille et Mer 前編 終了。

後編へ、続く。

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by paris-tsuzuki | 2005-09-06 20:22 | エッセイ
2005年 09月 05日

恋するパリ vol.4 白鳥の小径

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凱旋門からメトロ6号線に乗ると、ビル・アケム橋から左にエッフェル塔、
右手にはこの「白鳥の小径(Allee des Cygnes)が見える。グルネル橋まで
続く、約1キロの散歩道。先端まで行くと自由の女神像がある。現在東京の
お台場にある自由の女神像は、この女神像のレプリカ。セーヌ川を両側に見
ながら歩く。意外に釣りをしている人が多かったりする。


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パリでは今、季節がおだやかに移りかわろうとしている。

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by paris-tsuzuki | 2005-09-05 03:29 | 恋人
2005年 09月 04日

パリのカフェ vol.9 NEO CAFE

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カフェの持つ雑踏感が好きだ。
誰かの話し声、グラスや食器
の触れ合う音。道を行き交う
人々の足音から車の騒音まで。
救急車が奏でる2音階さえも
心地よく聞こえてくる。
今日はNEO CAFEをご紹介。
メトロ4、10号線オデオン
駅の近く、サンジェルマン・
デプレ大通りに面したカフェ。
夕方からの時間帯がオススメ。

カフェは人を眺め、雰囲気を
味わうもの。

隣で話すフランス語が言葉では
なく、まるで音楽のように聞こ
えてくる。


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by paris-tsuzuki | 2005-09-04 07:31 | パリのカフェ、フード
2005年 09月 04日

Paris Style vol.2 窓からの眺め

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撮影場所に空いている部屋を
大家さんのご好意で、貸して
いただいた。

狭いらせん階段を日本式で言う
7階まで登る。

部屋の中には何もなかったが、
昨日までこの部屋に住んでいた
人の愛着を感じた。

毎日、この窓から外を眺めて
いたのだろうか?






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エッフェル塔が少しだけ顔を見せる
小さな部屋。


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初めてパリに来た時のことを
思い出していた。
バックパックをベッドの上に
放り投げ、窓を開ける。
裏通りの小さなホテル。
窓からは、オレンジ色の煙突と
屋根が見えていた。

そこには自分が自分でいられる
時間と空間があった気がした。





パリに想い出を持っている
すべての人に捧げます。


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by paris-tsuzuki | 2005-09-04 00:09 | パリのライフスタイル