「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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カテゴリ:パリのカフェ、フード( 32 )


2006年 01月 27日

カフェでの時間

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パリは寒い日が続いている。最高気温は2度。凍る石畳から伝わる冷気は氷点下と
なる。

帽子をかぶり、両手をポケットに突っ込み、目を細めるように足早に歩く。

耐えきれなくなった僕は、マレ地区のはずれのカフェへ逃げこんだ。

カウンターに滑りこみ、カフェ・クレッムを注文。

ふと目をあげると、こましゃくれた男の子が僕はもう大人だと言わんばかりの
表情でカウンターにちょこんと座っている。

ストーブの燃える音、人々のざわめき。

まるで、1950年代の映画の中にいるような気持ちになる。

僕はカップを両手で包みこみながら、カフェでは時間が止まるのだろうか

などと、考えていた。


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by paris-tsuzuki | 2006-01-27 13:45 | パリのカフェ、フード
2006年 01月 16日

ソトメシ vol.4 パリのインドカレー

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パリは居ながらにして、世界各国を巡ることのできる都市でもある。
「パサージュ・ブラディ」というインド料理店が並ぶ有名な路地。
アーケードに覆われた路地に足を踏み入れると香辛料の香りがただよう。
今日、ご紹介する" REINE DU KASHMIR " というインド料理店はとても入り
やすい感じの店。店内にはインド音楽が流れ、パリから一瞬にしてインドに
来たような気持ちにさせられる。僕が注文したのは、羊肉のカレーライス。
スパイスの効いた程よい辛さで食べやすい。さすがは本場のインド人が作る
味だ。なんと言っても値段が安い。カレーライスだけなら5ユーロ(700円)
から。為替相場の関係でパリでは10ユーロは覚悟しなければならないソトメシ
もこれくらいなら、気楽に楽しめる。「怪しい」などという偏見をもつことなく
こんな界隈を探検してみるのも、パリの楽しみのひとつではないだろうか。


" REINE DU KASHMIR "
82-84.Passage Brady 75010 Paris
tel 01 45 23 39 35


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by paris-tsuzuki | 2006-01-16 02:59 | パリのカフェ、フード
2005年 12月 17日

ソトメシ vol.3 海の果実

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フードライターの並木麻輝子先生
が来仏し、またパリで再会した。

寒い季節はパリも海の幸が旨い。
牡蠣、蟹、海老、ムール貝に蛤。
仏語で"Fruits de Mer" 直訳すれば
「海の果実」その名の通り果実の
ごとし潮の芳香がくちいっぱいに
広がってくる。日本という海の幸
に恵まれた国が出身の僕は今まで
パリの魚介類をあまりおいしいと
思うことはなかった。それだけ
舌が肥えていると自負していた
つもりだがパリの「海の果実」は
あなどれない甘みとも言える旨さ
を含んでいた。

料理が出てくるごとに、カメラを
構える僕達は店内の注目を一身に
集める。「日本では食前に写真を
撮る宗教的習慣がある」と説明。
周りのフランス人は、なるほど
という表情で、頷いてくれる。


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さて、牡蠣に合うタレは何であろうか、という話題になった。
並木先生は、おもむろにバッグから、ダシ醤油と味ポンをテーブルの上に取り出す。
パリでは一般的に牡蠣といえば、レモン汁か、エシャロットビネガーという酢漬けと
相場は決まっている。そこで、この四者を食べ比べてみることにした。四つの牡蠣に
それぞれ、ダシ醤油、味ポン、レモン汁、エシャロットビネガーを少量ずつ垂らす。
僕は、眉間にしわを寄せるようにして、端から牡蠣をすすっていく。

「勝者、味ポン」往年のテレビ番組、料理の鉄人のような身振りで味ポンを指差す。

読者の皆様、お試しあれ!  

アレっ、日本では普通でしたっけ、この食べ方?



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by paris-tsuzuki | 2005-12-17 10:40 | パリのカフェ、フード
2005年 12月 02日

パリのカフェ vol.13 きれいなお姉さん その1

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打ち合わせで、シャンゼリゼ
クレマンソー近くのカフェへ。

僕がマッキントッシュで写真を
見せていると、隣に居合わせた
カップルが興味津々で僕の写真
を見ている。男の方は、パッと
しないのだが、お姉さんが美人。
カフェは、単なる飲食の場では
なく、コミュニケーションの場。
すかさず声をかけ、会話に引き
込む。フランス人も僕が撮った
パリの写真が気に入ってくれた
ようだ。「これは○○の写真で
これは、こんな感じの、、、」
などと、あやしげなフランス語
で説明をしていく。時折、機嫌
を損ねない程度に、オトコの方
にも、適当に話をふる。しかし
狙いは、お姉さん。かわいいん
ですよ。なんとかして、写真が
撮りたいのだが、パリジェンヌ
は、結構、シャイなんだな。



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あきらめる程、ヤワじゃない。
プロカメラマンに見そめられて
逃げられるハズなどない。
ここで、オトコを味方につける。
いやー、彼女きれいですよねー
ちょーと、撮ってもいいかな。
そうだよ、プロに撮ってもらえよ
ってな感じで彼氏からも援護射撃。
速攻、ぐぐっと寄って撮る。

ちょっと、表情かたいんだけど。

その感じが、また素敵かも。

チョイとぶれたが、よしとしよう。

パリのカフェには、そんな楽しい
人との出会いもある。

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by paris-tsuzuki | 2005-12-02 03:32 | パリのカフェ、フード
2005年 11月 28日

試飲という名の旅

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インタヴューの撮影でお世話に
なった、パリで活躍する日本人
シェフの木口さんと、ワインの
見本市へ、出かける。ポルト・
ド・ヴェルサイユの展示会場は、
ワイン愛好者で大変な賑わい。

フランス各地から、独立系のワイ
ン業者がこの見本市に多数参加。

一家言持っていそうな、こだわり
オヤジがワインを注いでくれる。

「どうじゃ」というオヤジの視線
にワイングラスをくるくる回し、
いっぱしの通を気取ってみる。

料理人やカメラマンという職人は
仕事を通じて知識と経験を積んで
いく。雑誌や書籍という活字媒体
を通した二次情報ではなく、実際
の自らの体験こそが大切だと僕は
思う。




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自らの五感で、木口さんはワインを吟味する。

時として、知識は感覚を鈍くする。知識は自らの判断を必要としないからだ。
すなわち、「コレはこれこれの歴史や由緒のある有名な、なにがしです」
という知識が、実際に味わうという行為を、確認作業にしてしまうおそれがある。
もちろん、知識という人類の財産を、否定するつもりはない。ただ、実際に自分の
目で見て判断する。あるいは、自分の味覚を含めた五感をフルに動員して「感じる」
ことが、言葉や国境、人種の枠をこえるキーワードになるのでは、ないだろうか。

様々な地方のワインを試飲するうちに、フランス各地の気候、風土、ひいては、
作り手の人柄すら感じる。単にワインを飲んでいただけなのだが、それはまさに、
ワイングラスを通して感じる「試飲という名の旅」ともいえる経験だった。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-28 07:21 | パリのカフェ、フード
2005年 11月 11日

パリのカフェ vol.12 CAFE CHARBON

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パリ11区。オベルカンフ通りを北へ歩く。
旧くからのカフェが多い通りだが、その中でも”カフェ・シャルボン"は、特別な
存在感を感じさせる。

そもそも、パリのカフェは「石炭店」に由来する。第二次世界大戦前、燃料の主流は
石炭。その石炭を扱う店は、現在でいうガソリンスタンドのようなもの。どの街にも
必ず「石炭店」があった。しかし、1950年代に入ると、エネルギーの主流は石炭から
石油へ、と変わっていく。それと、時代を同じくしてパリにカフェの流行が訪れる。
そもそも、「石炭店」は地元の社交場的な場所であった。そこへ、石炭の衰退にカフェ
ブーム。従来の「石炭店」が自ずとカフェへと転換していった。

さて、今日ご紹介する「CAFE CHARBON」直訳すれば、『石炭屋』Charbonとは、
英語のカーボン。すなわち、石炭。この名前からして、この店の歴史と由来が感じ
られる。

ところで、カフェの格好よさとは何だろうか?僕は、そこにいる人間が格好よいか
どうかが、決定的な要因と思う。インテリアが、どうとかではなく、なんだか雰囲気
のある人間が集まる場所かどうかが、カフェの雰囲気を作りだすのだ。

カフェは、その意味で一種の劇場のような空間でもある、と僕は思う。


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おすすめはCHARBON特製地ビール、
3.9ユーロ。まったりとした、喉ごし。
ゆっくり時間を過ごすのには最適。
カフェで、一息つきましょう。


<カフェ情報>
CAFE CHARBON
109 RUE OBERKAMPH 75011
tel : 01 43 57 55 13


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by paris-tsuzuki | 2005-11-11 10:07 | パリのカフェ、フード
2005年 10月 24日

ソトメシ vol.2 タルタルな気分

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無性にタルタルが食べたくなる時
がある。「タルタル」とは生の牛
ひき肉のこと。パリのカフェでは
定番料理ともいえる。民族大移動
の時代にタタール人が馬の生肉を
食べる習慣があったことにその名
が由来するという。味は、ユッケ
よりもネギトロに近い。ひとくち
にタルタルと言っても、カフェに
よって味は様々。なぜなら単なる
生肉ではなく、ケッパーをはじめ
とするハーブやスパイスが使われ
ているからだ。そのドレッシング
とも言えるソースを、カフェでは
自分で混ぜるかギャルソンに頼む
かを聞かれる。僕は「ムシュー
シィルヴプレ」とギャルソンに
お願いする。その店のギャルソン
のお手並みを拝見したいからだ。
ところで、カフェのウエイター
のことを仏語でギャルソンという
が、彼等のことを「ギャルソン」
と呼んではいけない。正しくは
「ムシュー」と呼びかけるもの。
「ギャルソン」と呼びかけるのは、英語で言えば"Hey! You"日本語で「おい、お前」
というニュアンスになり、失礼な表現となるからだ。これは、おかしい言い方だよと
現地の人に教わりながら、僕は現場的フランス語を勉強したりしている。その意味で
カフェは学校ですらあると思う。

フランスは肉の味がしっかりしていて、とても旨味がある。ガッチリ食べて元気を
つけたい。でも、さっぱりしたものが食べたい。そんな日には、迷わずタルタル。
どこのカフェでも13ユーロ(約1,800円)位はするが授業料と思えば、高くはない。



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by paris-tsuzuki | 2005-10-24 01:28 | パリのカフェ、フード
2005年 10月 12日

ソトメシ vol.1 Pho

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パリはベトナム料理がうまい。

仏領インドシナ時代からの伝統
でパリにはベトナムからの移民
が多いからだ。ベトナム料理と
言えばフォー。麺好きの僕には
たまらないメニューのひとつ。

ひとくちにフォーといっても、
その味は店によってさまざま。
今日、ご紹介する "Saveurs
D'Asie" はパリの超人気店。
お昼時には行列ができるほど。
味はクセがなく、食べやすい。
強烈な個性ではなく、安心して
食べられるオススメ店。まずは
何も加えずに食べ、後半から味
を変えるために、トウガラシや
ライムを絞るのが「通(つう)」
の食べ方。

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<店舗情報>
SAVEURS D'ASIE (ベトナム料理)
33 Place Maubert 75005 Paris
01 44 07 05 55
メトロ10号線 Maubert-Mutualite
下車1分 
フォー 8ユーロ




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by paris-tsuzuki | 2005-10-12 05:36 | パリのカフェ、フード
2005年 10月 01日

パリのカフェ vol.11 Au Pere Tranquille

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パリの中心地、シャトレ レアール駅前のカフェ、Au Pere Tranquille。
「静かな父さん」という意味。東京のカフェ、オーバカナルのギャルソン
ケイタおすすめの店。午後6時。パリではまだ、日は暮れていないが当然
ワインをたしなむ時間。僕は赤ワインを、ケイタはヴァンショ(暖かいワイン)
を頼む。カフェにいる時に客として見る僕の視点とギャルソンとしてカフェを
見るケイタの視点は異なる。見ているところや、気になるところが違うのだ。
ギャルソンがやってくる。背中ごしにコースターをテーブルの上にポイっと投げ、
チョこっと位置を直して、グラスを置く。「こーなんですよ」とケイタは言う。
東京でコレやったら乱暴だって、言われますからネ。なるほど、そういうもの
かも知れない。日本とフランスの比較という観点からすれば、確かに気になる
ところが違うと思う。例えば、何かあれば日本人は「すいません」を口にするが、
電車の中で肩が触れようが足を踏もうが何も言わないことが多い。一方フランス
では、肩が触れただけで「パルドン(失礼)」というが、滅多に「デゾレ(すい
ません)」とは言わない。切符を買えば、意味もなくアニメーションの女性が
ペコリと頭を下げる日本。目的地の到着時刻が、表示されるフランス。どちらが
進んでいるとか、良いのかではなく、「気になるところ」が違うのだな、と僕は
思った。同じ日本人でもギャルソンの視点とカメラマンの視点も当然違う。


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<カフェ情報>
Au Pere Tranquille
16 Rue Pierre Lescot
Tel 01 45 08 00 34
メトロ Chatelet Les Halles

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by paris-tsuzuki | 2005-10-01 07:59 | パリのカフェ、フード
2005年 09月 25日

パリのカフェ vol.10 Bar du Marche

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パリには無数のカフェがある。
例えばメトロの駅の周りには
何軒かのカフェが確実にある。
では、どのようにして、いい
カフェを探すのか、カフェの
3原則を教えよう。

1、12:45と20:45に混んで
  いること。(パリの食事
  時間は13時と21時なので
  この時間の15分前に店が
  混んでいるのは人気店の
  証拠といえるから)

2、カフェは店構えではなく、
  客を見て選ぶべし。
  (カフェは客が店の雰囲気
  をつくるから)

3、1本だけ裏通りにあること。
  (大通りに面しているカフェ 
   は観光客相手の場合が多く
   ギャルソンの気持ちがすさ
   んでいることが多いから)

以上の3原則jを満たすカフェ、それが今日ご紹介する "Bar du Marche"
サンジェルマン大通りから1本はいった通りにあり、いかにも地元の人達で
昼と夜の時間はいつも賑わっているカフェ。思うに、パリのカフェの魅力は
コミュニケーションにあるのではないだろうか。21時前後の混雑する時間、
店内は立錐の余地もないほど混んでいる。わずかにカウンターに10cmばかり
の空間をみつけ、そこに肘をつく。ビールを一杯注文し、不自由な体勢から
店内をぐるりと見回す。食器やグラスの触れ合う音、そして人々のざわめき。
カウンターでたまたま隣合った人と話をする。天気の話やどこから来たのか
という他愛のない話から始まる。デジタルカメラの液晶画面が、僕の最大の
武器。画面を見せ、それをきっかけにコミュニケーションがとれる。
わからない言葉があれば聞く。懇切丁寧に教えたがるのがフランス人気質。
そんなコミュニケーションこそが、カフェの魅力なのではないだろうか。

<カフェ情報>
Bar du Marche
75 Rue de Seine
01 43 26 55 15


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by paris-tsuzuki | 2005-09-25 07:12 | パリのカフェ、フード