「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 01月 11日 ( 1 )


2006年 01月 11日

撮影技術解説  飛ぶ鳥を撮る

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アルマ橋の欄干から大きな羽音をたてて、鳩が夕暮れのセーヌ川へと、
飛び立っていく。

そんな瞬間に出くわした時、反射的にカメラを向けてしまうことがある。


今日は「反射的」な状況における撮影の技術について話をします。

まず、鳥が飛び立つ「動感」をどのように表現すべきでしょうか。僕は
写真というものを実はマンガ的に考えています。マンガは絵にセリフが
ついてストーリーになっている。日本のマンガはフランスだけでなく、
今や世界を席巻していると言っても過言ではないでしょう。そのマンガ
の描写技術は写真を撮影する上でも参考になることが、多い。例えば、
マンガでは手を振ったり、パンチを繰り出したりするとき、指や腕の
本数を多く描くことで「動感」を出す。写真で言えば、これは「ブレ」
にあたる。以前にも書きましたが、「ブレ」は写真に躍動感を持たせる
重要な要素と僕は考えています。

今日の2枚の写真を比較して見てみよう。上の写真が僕が撮ったもので、
下は、米国の大学に写真留学している学生の撮ったもの。カメラやレンズ
の画角は違うのだが、全く同じ瞬間に僕達はシャッターをきっている。
「動感」という点に着目すると、上の写真が鳩の羽が適度にブレている
のに対し、下の写真の鳩の羽が止まっているのに気付くだろう。これが
シャッタースピードの違い。上は1/100秒、下は1/4000秒。すなわち、
シャッタースピードが上がると動きが止まってしまうということ。


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では「反射的」は状況に対応するには、どうすればいいのか。それは
準備にある。つまり、あらかじめカメラの設定を決めておけば、どんな
状況でも素早く撮れる。これ以上は、専門的になり過ぎるので簡単に
書きましょう。一眼レフのデジタルカメラでスナップを撮る場合、モード
設定は通常「A」と表記される絞り優先モード。絞り値はF4。シャッター
速度が1/100秒〜1/200秒ぐらいになるようにISO値を設定しておく。
ホワイトバランスはオートではなく、光線状況によって晴天モードか
曇りモードにしておく。このあたりがポイント。参考になれば、幸いです。

大切なことはカメラの設定に縛られることではなく、見つけた瞬間に
楽しく撮ること。パリをカメラ片手に散歩するのは、最高に楽しい。
こんなに素敵な被写体にあふれる街を歩き回ること自体、本当の贅沢な
ことだと、僕は思う。




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by paris-tsuzuki | 2006-01-11 23:45 | エッセイ