「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2005年 11月 28日 ( 1 )


2005年 11月 28日

試飲という名の旅

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インタヴューの撮影でお世話に
なった、パリで活躍する日本人
シェフの木口さんと、ワインの
見本市へ、出かける。ポルト・
ド・ヴェルサイユの展示会場は、
ワイン愛好者で大変な賑わい。

フランス各地から、独立系のワイ
ン業者がこの見本市に多数参加。

一家言持っていそうな、こだわり
オヤジがワインを注いでくれる。

「どうじゃ」というオヤジの視線
にワイングラスをくるくる回し、
いっぱしの通を気取ってみる。

料理人やカメラマンという職人は
仕事を通じて知識と経験を積んで
いく。雑誌や書籍という活字媒体
を通した二次情報ではなく、実際
の自らの体験こそが大切だと僕は
思う。




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自らの五感で、木口さんはワインを吟味する。

時として、知識は感覚を鈍くする。知識は自らの判断を必要としないからだ。
すなわち、「コレはこれこれの歴史や由緒のある有名な、なにがしです」
という知識が、実際に味わうという行為を、確認作業にしてしまうおそれがある。
もちろん、知識という人類の財産を、否定するつもりはない。ただ、実際に自分の
目で見て判断する。あるいは、自分の味覚を含めた五感をフルに動員して「感じる」
ことが、言葉や国境、人種の枠をこえるキーワードになるのでは、ないだろうか。

様々な地方のワインを試飲するうちに、フランス各地の気候、風土、ひいては、
作り手の人柄すら感じる。単にワインを飲んでいただけなのだが、それはまさに、
ワイングラスを通して感じる「試飲という名の旅」ともいえる経験だった。


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by paris-tsuzuki | 2005-11-28 07:21 | パリのカフェ、フード