「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 04月 09日

パリジャンのポートレート vol.3 バカナルと僕

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ノミの市で有名なポルト・ド・ヴァンヴで取材の合間に昼食をとるため
ライターさん達とカフェに行くことにした。駅前に二軒のカフェがある。
どちらにすべきか。一軒目のカフェのメニューに納得しなかったため、
二軒目を訪ねた。内心こちらの方が良いのでは、という予感はあった。


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ランチを注文し、ここはパリだからと
仕事の合間ではあるが、僕はビールを
注文した。

「アヴェク あー ドゥミィ スィルヴプレ」
「ナマビールデスカ」
と店のひとが日本語で応える。
「ニホンで3ネン働イテマシタ、カフェ
オーバカナルで」
「セウ(どこの)?」
「ハラジュク」

偶然入ったカフェでたまたま注文を
とりに来た人が僕が写真展のテーマ
にした伝説のカフェオーバカナルで
働いていたギャルソンだった。
彼の名はエリック。僕は直接の面識は
なかったのだが、当時の共通の仲間
の名前が次々とあがる。

星の数ほど多くのカフェがあるパリで
原宿のオーバカナルで働いていた人と
偶然会えるとは、なんと幸運なこと
だろう。

「オーバカナル原宿の最後の時を僕は撮ったんだ。写真を持ってくる。
今度、見てくれないか」
「もちろん。いつもココにいるから」

エリックと再会を約し、僕は次の撮影現場へと向かった。

広いパリで共通の想い出を持つ人に出会えた幸運に感謝。

偶然という大きな運命の力を感じた。



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by paris-tsuzuki | 2006-04-09 07:15 | パリジャン


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