「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 03月 15日

メトロな人々 vol.3 地下洞穴の謎

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メトロの中でやたらとテンションの高い人達に出会った。

学生風の彼等は泥だらけの服装にヘルメットまで持っている。
不思議に思った僕は写真を撮りながら話しかけてみた。

「すごい格好だね。フリークライミングをやっているのかい」

「違うよ。冒険だよ。カタコンブに入って来たんだ」

カタコンブと言えば中世から何百万人もの骨が埋葬されている
あの納骨堂のことか、と思いさらに聞いてみた。

「骨が沢山ある洞窟に行ったのかい」

「それが違うんだな。パリには他にもカタコンブが沢山あるのさ。
俺たちはその秘密の穴の中に冒険に行ったってワケさ」

彼等は観光名所である納骨堂ではなく、パリの地下にある秘密
の洞穴に探検に行ったとのこと。他にもパリ中に洞穴はあるらしい。


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パリには石造りの建物が多い。その材料となる石はどこか遠くから
運んできたのではなく、多くはパリの地下から掘り出されたもの。
そのため、パリの地下は石を切り出した跡が洞穴となり、その
全長は250キロ以上にも及び、蟻の巣状態になっているそうだ。
その昔、パリの北にあるビュットショーモン公園は石切り場跡の洞窟
があり盗賊のすみかだった。そこにゴミを埋めて公園として再開発
した。また、第二次世界大戦中、レジスタンスの人々は文字通り地下に
潜りその洞穴を抜け道として活動していた。その秘密の洞穴へと
つながる穴は、現在塞がれているはずだが、その封印を解いて中
へと入ってしまう輩もいるのであろう。

小説や映画の世界の話だと思っていた地下洞穴が今もパリの下に存在
しているらしい。この建物の下にも秘密の洞穴があるのかも知れない。
冒険小説の好きな僕は、ふとそんな想像にかられていた。


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by paris-tsuzuki | 2006-03-15 22:19 | メトロ


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