「パリ Paris」 カメラマン都筑 清の写真ブログ

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2006年 02月 12日

パリの美術館 vol.3 世界最古の葡萄の木〜パリ・ワイン博物館

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共同通信によると、今年1月28日スロベニアの
マリボルにある「世界最古の葡萄の木」の株が
ワイン博物館に移植された、とのこと。
 世界最古の葡萄の木としてギネスブックにも
認定され、樹齢は約400年。「スロベニアの宝」
と言われるこの葡萄の木を見るために、僕は
ワイン博物館へと、向かった。

メトロ6号線パッシー駅をセーヌ川方面に降りた
住宅街の一画にワイン博物館はある。16世紀
から17世紀にかけてパッシー修道院のワイン
貯蔵庫として利用された場所が今は博物館
となっている。そのため、内部はまるで洞窟の
ような雰囲気。削りだした岩肌がむき出しに
なっていて、ちょっとした冒険気分が味わえる。
ワインの精製方法の歴史から農作業に使われ
た道具。19世紀半ばのワインバーの様子や、
様々なワインオープナーなどが、その洞窟の
なかに展示されているのだ。

入場料はデギュスタシオンというワイン一杯の
試飲料と合わせて8.5ユーロ(約1200円)。
昼食には予約が必要だが、大体その時間帯に
行って、その場で予約もできる。


e0029085_711121.jpg石を削り出した洞窟のような中に「最後の晩餐」
のような古いテーブルが置かれている。まるで、
中世の修道院の中に時をこえて紛れこんできた
ような気持ちになる。

試飲のワイングラスを手に持ち、グラスを廻し
香りを楽しむ。舌のうえで転がし、空気を口の
中に吸い込みながら味を確かめる。取材撮影
の仕事を通じて、ワインを試飲する作法なる
ものは知っている。しかし、脚を組み得意げな
表情でグラスを廻してみせる僕の姿はどう見て
も安っぽい。本来、ワインは飲めれば大満足と
いうタチ。味の善し悪しではなく、この場の
雰囲気を楽しむことにした。

ところで、「世界最古の葡萄の木」はどこにある
のであろうか。受付のお姉さんに聞いてみると、
丁寧にこちらですよ、と案内してくれる。博物館
の入口の横に、実に無造作に植えてある。

「写真は撮っても構いませんが、さわらないで
下さいね」 「ええ、もちろんです」

これが世界最古の、、、スロベニアの宝か。

e0029085_763087.jpg駐車場の片隅に、世界の宝が植えてある。
クルマを切り返したりするときに、危なくはない
のであろうか。いや、多分大丈夫なのであろう。
世界遺産の街、パリだからな。なんだが心配に
なるのは、僕が心配症な日本人だからにちがい
ない。

<ワイン博物館>
rue des Eaux 5,square Charles Dickens 16区
tel 01 45 25 63 26
10:00〜18:00 月曜休み 大人8.5ユーロ


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by paris-tsuzuki | 2006-02-12 05:59 | 美術館


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