2006年 01月 06日

パリという街 vol.18 冬のサンマルタン運河

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水面の落ち葉を渦の中に舞い踊らせながら、
水門がゆっくりと開いてゆく。
年が明けてからのパリは3日おきに寒い日と
おだやかな日が交互にやってくる。この日は
寒さがやわらぎ、人々の表情にも余裕が感じ
られた。
パリの北東部に位置する、サンマルタン運河
は実にゆったりとしている。いわゆるスエズ
運河のように、川の高低差をプールのような
もので区切り、水位の差を調整して船は上流
へと、さかのぼっていく。
その操作はすべてマニュアル。実に人間味の
あるシステムだ。

 
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運河に水が満たされるまでは、思っているほど以上の時間がかかる。
しかし、見慣れているはずのパリの人達も、なぜか足を止めて見入っている。
プールのような所に水を入れて、高低差をゆっくりと克服していくさまは
何度見ても、不思議に思えてしまうもの。観光船に乗っている乗客たちは
間がもたず、実に所在なげな表情をしていたりする。


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やがて、船はゆっくりと動き出す。やっと動いたか、というぐらい
ぬるーい動きなのだが、人々の表情は晴れやかだ。

こんなサンマルタン運河を見て、僕はパリでの時間の流れかたを象徴
しているような気がした。


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by paris-tsuzuki | 2006-01-06 10:45 | 街角


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